3月13日(金)
【思ったこと】
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【ちょっと思ったこと】
980313(金) [天文]小惑星の大接近
- 各社新聞によれば、昨年12月に発見された直径1-2kmの小惑星が、2028年10月27日未明に、地球に大接近するとのこと。最接近時の距離は4万kmだが、数%以下の確率で誤差の範囲に地球衝突の可能性が含まれているという。もっともNASAの12日の発表ではせいぜい100万kmのところを通過するだけだという。まだ不確定要素が多そうだ。
最近地球に接近した天体と言えば1996年の春に素晴らしいテイルを見せた百武彗星がある。百武彗星の直径は約3km、最短距離は0.1天文単位つまり1500万km。ハレー彗星が1910年に地球に接近した時が0.17天文単位、1985年の時は0.42天文単位となっている。ヘールボップ彗星などは1.3天文単位で、地球-太陽の距離よりも遠かった。大接近と言っても、月と地球の平均距離は38万4401kmであることを考えれば、その30-40倍の距離まで近づいたにすぎない。NASAのいう100万kmならば、地球-月距離の3倍未満、4万kmと言えばエベレストの高さの5倍にも満たないから、これは大変な出来事である。
もっとも、今の科学水準からすれば、直径1-2kmの物体ぐらいだったら、細かく砕くとか、巨大なロケットエンジンを備え付けて軌道を変えるぐらいのことはできるのではないかと思う(最適の利用法は第二の月として地球の軌道に取り込むことだろうが、直前で計算違いが発覚して逆に地球に衝突させてしまうなんていうこともあるかなあ)。
むしろ私のような昔天文少年にとっては、地球に衝突する心配をするよりは、ぜひこの時まで長生きして自分の目で、明るく輝く小惑星の姿を眺めてみたいと思う。
しかしあと30年後まで長生きできるかどうか、微妙な状況だ。天文現象で、他に大きなイベントと言えば、日本付近での皆既日食がある。2009年の7月22日に奄美諸島から日本の南の太平洋沖にかけて、さらに2035年の9月2日には、関東北部を中心に、まさに日本列島中部を横断する形で皆既日食が見られる。残念ながら2035年までは長生きできないと思うが、せめて精進につとめて、小惑星大接近の2028年までは生き続けたいものだ。うーむ。人生の目標が1つ増えて、よかったよかった。
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【新しく知ったこと】
- 来年度からのNHKラジオ「英会話」のテキストが3/14から発売される。講師は、マーシャ・クラッカワー先生。前任の大杉先生が英国客員教授になられることによる交代。私がこの番組を聞き始めたのは、ちょうど3年前からである。3年前が南部、昨年度がハワイからアラスカ、本年度はニューヨークを舞台に面白いストーリーが展開しただけに、後任の人選には苦慮されたことと思う。マーシャさんと言えば、私が中学生の頃から英会話番組に出演されていた方である。大御所登場といったところだろう。
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【スクラップブック(翌日朝まで)】
- 今年度GDPの実質成長率、マイナスに転落。1974年の第一次石油危機以来23年ぶり。
- 青森県知事、一転して放射性廃棄物の荷揚げ認める。[13日]
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