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| 【思ったこと】 980617(水)[教育]大学における情報処理教育 たいがいの大学には、一般教育科目として「情報処理入門」、「情報処理」、「情報科学」といったものが掲げられているが、現実にはどういう教育が行われているのだろう。 科目名だけを見ると、2進数の加算や乗算の仕組み、論理回路、文字コード、転送時のチェックの仕組みなどを教えるか、特定のプログラム言語の基礎を教えているようにも思えるが、私の学部のシラバスなどを見る限りでは、現実には「ワープロソフトの使い方」、「表計算ソフトの使い方」、「Eメイルの送り方」、「簡単なプログラミング」などを半年かけてやることになっている。 このことについてちょっと話題になった。教養部廃止後の一般教育担当教官は全学教官の全員出動が建前になっているのだが、文学部からは情報処理担当者が誰も登録していない、一人ぐらい出せという要請があったためである。 これに対して私は次のような意見を述べた。 
 今回の情報処理教育に限らず、大学の教育全般について、教官が教卓で一方的に講義をするだけの方式から、メディアの多様化に合わせた、さまざまな授業形態を模索していく必要があると思う。私自身の場合も、ゼミの研究報告書はEメイルで提出し、ゼミ・ホームページに掲載する方式をとっている。クローズドな掲示板・伝言板方式の演習も可能であろう。 このほか、語学教育では、例えば英検合格とかTOEFLでの一定以上の点数獲得者に単位を与えるなど、外部試験による単位認定の試みも検討されているらしい。中には、スポーツの部活動における一定の成果を体育の単位に振り替えようと言う意見もある。課外活動が単位になるというのはちょっと奇妙な気がするけれど、学生の自主的な勉強、スポーツ、健康保持活動を促進する効果があるならば、前向きに検討してよいと私は思う。 | 
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