6月21日(日)
【思ったこと】
980621(日)[一般]人間界の左と右(3)スーパーのレジ、バスの乗降、お寺の拝観順路、教室の入り口
昨日の日記の続きとして、ふと思ったことを箇条書きにしていきたい。なお、この日記を読まれた方々からも貴重なご意見を頂戴しているが、明日以降にまとめて紹介させていただきたいと思う。
- スーパーのレジに並ぶ時は、進行方向に向かって左側にレジがあるのはなぜだろうか。素朴に浮かぶのは、レジを打つ人が右手でキーを打ち、左手で商品を精算済みの籠に移すためという答えである。ところが最近は、食品関係のレジはほとんどがバーコード読み取り方式に変わってきた。となると、商品を右から左に移動させるのと(=従来の配置)、左から右に移動させるのとどちらが便利なのか分からなくなってきた。単に便利かどうかだけでなく、体を横にねじることによる職業病の発生を防止するにはどちらが良いのか、そんなことについてすでに検討が行われているのだろうか。
- レジからの連想になるが、鉄道の自動改札機はどうなっていただろうか。普段はめったに鉄道を利用しないので記憶が定かではないけれど、通常は進行方向に向かって、右手側に改札がついていたように記憶している。もっとも、新幹線などで、乗車券と特急券を2枚重ねで入れるような必要がある場合は、左手側に改札がついている場合もあったような気がする。
- バスの料金箱は、日本の「車は左」のシステムから行って運転手の左側に取り付けるしかない。それゆえ、整理券使用の乗車方式ではかならず進行方向に向かって右手側に運賃を投入することになる。これは、右利きの人には有利にはたらくものと思われる。いっぽう、東京都心部のように均一料金システムの場合には、前から乗って、左手の料金箱に先にお金を入れるようになっている。右利きの人から見れば、整理券使用の場合のように右側に料金箱があったほうがお金を右手で数えながら入れる場合などに便利かもしれない。このあたり、車が右側通行している国ではどうなっているのだろうか。
- スキー場のリフトは例外なく、リフトの左側から乗るようだ。これは、遊園地の遊具の乗り方と同じ理由によるものかもしれない。
- お寺や神社の拝観順路は右回りが多いような気がする。ネパールの「目玉寺院」などでも右回りだったが、これはマニ車を右手で回転させながら廻るのに都合がよいためかと思われる。金閣、銀閣、清水寺などはみんな右回りだった。平安神宮もそうだったなあ。先日の「ぷろくら京都オフミ」の時の記憶では、龍安寺の庭園は左回りだったが、方丈は右回りになっていた。もっとも、たいがいの方丈は、建物の東側に玄関がついているような気がするので、そのせいかもしれない。
- 学校の教室は殆どが、教壇に向かって右側に出入り口がある。これは、「左光線」を重視し、その結果として、窓からの光が届きにくい右側から出入りすることになったためであろう。
- オーディオカセットやビデオテープは、録画・再生には、上から見て左から右にテープが移動する。ラジカセでは、ヘッドの位置が上にあるか下にあるかによってテープの移動方向が逆になる。録画、再生、早送り、巻き戻しボタンの三角印の方向はこれらに対応させているようだ。もっと昔にあったレコードプレーヤは、どっちに回転していたかなあ。
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【ちょっと思ったこと】
- 6/22の朝日新聞に「はね返せるか『参院無用論』」という見出しの記事があった。記事では「押しボタン投票方式」が前進であるかのようにも書かれていたが、250人程度の議員の採決を数えるのに莫大な税金を投じて押しボタンシステムを導入するなどは、まさに無用論を強める象徴であるように思う。
行政改革の断行が叫ばれているおり、国会議員の人件費や歳費を聖域扱いするわけにはいかない。議場で半分居眠りをしているような議員に多額の給料を支払うことに抵抗を感じる人も多いのではないかと思う。歴史のことはすっかり忘れてしまったけれど、もともと二院制というは、一般選挙で選ばれた議会とは別に貴族などの特権階級が特別の権力を行使する目的で作られたのではなかったか。とすれば、いまの日本にはそういう制度は必要ない。もしどうしてもというならば、衆院とは全く別の選挙方式で選ぶ必要があるように思う。
このことに関しては、昨年5/5頃に、「民間臨調による選挙制度改革案」を「スクラップブック」でとりあげたことがあった。それによれば、
政治改革推進協議会(亀井正夫会長)は4日、一連の政治改革を検証し、改革案をまとめた。その中で、衆院の小選挙区比例代表並立制については、同一順位・惜敗率の制度を廃止するよう求めている。参院については、比例代表制を全廃して2人程度の都道府県代表に絞った「少数精鋭主義」を提唱している。
となっており、これに対して、私は
衆院が地域代表的性格を強めている以上、参院に実質小選挙区に近い地域代表選出的な性格をもたせるのはどうかと思う。これでは、大政党しか当選できなくなってしまう。参院は、むしろ、かつての全国区制一本とし(もちろん、お金がかかりすぎないように制限を設ける)、政党だけではなく個人も選出できるように改めたほうが、良識豊かな学識者が選ばれ、また多様な価値観が反映できるのではないかと思う。
という反対意見を述べた。もともと、国会は地域の利権を調整する機関ではないはずだ。地域の利権から離れて国全体の将来を見通せる視野をもった議員によって政策の是非を論じられるべきところである。そういう点から言えば、そもそも衆院、参院を問わず、選挙区はなるべく大きく広げ、反面、地域の意見は地方の首長や地方議会を通じて伝えるシステムにすべきかと思う。もっとも、この場合、いわゆる「族議員」の進出をどう抑えるかという別の問題がある。いや、族議員にも当選する権利はあるのだろうが、じぶんたちの業界の利益だけを求めてワイワイされているようでは国の将来は危うい。時間が無いので、この話題は、またいずれとりあげたい。
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【新しく知ったこと】
- 息子のスポーツ用品や蛍光スタンドを買うため、○ッグバーンという某量販店に行ったところ、なんと、品揃えが、食料品とごく一部の雑貨と百円ショップ、自転車だけに縮小されていた。家電品が置かれていたところは棚の一部が空になっており、TVゲームソフトを含むおもちゃ売場のあったところは百円ショップに、カーピットは閉鎖。この店は、岡山に転居した当時にガスレンジを買ったところであり、その後も、いま娘が使っている自転車とか、ハウス型の大型テント、カー用品、おもちゃなどを買ったことがある。経営不振によるリストラ策なのか、店舗改装前の措置なのかよく分からないが、気になる現象であった。
- 大手の量販店でも季節物の家電品を取り扱わなくなったと聞くが、確かに、前にあったはずの商品が置かれていないのであれっ?と思うことがある。岡山のダ○エーには、今年の冬はスキー板が置いていなかった。ト○スのおもちゃ売場も以前より縮小しているように思える。不況のあらわれということになるのだろうか。
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【リンク情報】
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【生活記録】
- 午後から赤穂まで潮干狩りに行く予定であったが、曇りの予報が外れて朝から雨となり中止に。昼食後、父の日ということで、私の希望を尊重して約半年ぶりに「ももてつ」1年分を楽しむ。その後は一家揃って買い物ツアーに。父の日プレゼントとして半袖ポロシャツ1着をもらう。
- 買い物ついでに、少し前にホリウチさんがとりあげた「山くらげ」を発見。妻が、そんなもの買ってもどうやって調理してよいか分からないと、文句を言っていた。前回の「ちくわぶ」はあんまり美味しくなかったが、こちらのほうはどうだろうか。
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【家族の出来事】
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
- ワールドカップ一次リーグでアルゼンチンがジャマイカに勝ち、日本の決勝トーナメント進出は不可能に。
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