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昨日の日記

7月7日(火)

【思ったこと】
980707(火)[一般]人間界の左と右(5)右脳左脳、右利き左利き
 自宅アパートに戻ったところ、「たけしの万物創世記」で、「右と左の世界」をやっていた。内容は、右脳左脳の機能や優位性の話、それと右利き左利きであった。第一印象として、この番組には珍しく、左右の脳の機能差についての誇張表現が多いような気がしたが、終わりのほうでは、左右が統合された1つの脳としての働きにも言及していたから、まあ、それほど目くじらをたててあれこれ言うべきこともなかろうかと思った。真偽のほどは別としてとりあえず、面白かった話題は以下の通り。
  1. プロポーズするときは女性の左側(左耳)から話しかけたほうが、右脳に働きかけるので成功率が高い。
  2. 物を論理的に考える時は左下から右上方向にクビをひねることが多い。
  3. 両親がともに右利きの場合、片方が左利きの場合、両方とも左利きの場合それぞれにおいて、子供が左利きになる確率は、順に6.3%、16.7%、50%。
  4. ヤドカリはみな左利き。これは宿を借りる巻き貝の巻き方に依存しているため。
  5. ネコの利き足は半々。
  6. インコは右脳で物まねをする。

 時間が無いので、とりあえずこれらに対する感想を箇条書きにしておく。
  1. 左右の脳で機能差があることは確かだが、脳に何らかの損傷でも受けない限り、そのことについての知識が日常生活行動に役立つことは殆ど無い。左右の大脳半球は脳梁によって結ばれており全体として統合的な働きをしている。言語処理だとかイメージ処理だとか言ったって、特定の部位だけが独立的にはたらいているわけではない。
  2. 知的能力や運動能力は多種多様であって、右脳型か左脳型などというように単純に2種類に分けられるものではない。運動能力が左優位だから「右脳的な」認識能力がすぐれているとか、あるいは「右脳的な」認識能力の優位が左利きをもたらすといった発想は短絡的すぎる。
  3. 右半視野とか左半視野とか言っても、現実には目玉は動いているわけだから、世界の半分しか見えないということは無い。もし、現実世界で極端な差が生じているならば、たとえば車が左側通行の国と右側通行の国とのあいだで交通事故の発生数が大幅に異なるとか、事故内容に質的な差があるといったデータが出ているはずで、とっくの昔に左側通行か右側通行かいずれかに統一されていたはずだ。
  4. 電話の受話器は右耳で聞いたほうが数字がよく聞き取れるというのは本当かもしれない(私の場合は明らかにそうだ)が、プロポーズは左耳からというのは明らかに誇張しすぎている。どちらからささやかれたって、その内容は両半球全体で処理されるはずだ。音声の方向よりも、どうやってお手手をつなぐとか、相手の肩に右手左手どちらをかけるかとかいったほうが、ムード的には重要ではないだろうか。余談だが、夫婦が一緒に寝るとき、左右の位置はどうなっているのだろうか(←これは、か○すがさんの日記むき話題ですなあ)。
  5. 受容器(網膜、耳、皮膚などの感覚知覚)−脳−効果器(筋肉の動きなど)の経路がダイレクトであるほうが反対側の脳を迂回するより的確迅速な処理ができると言われる。それ自体は正しいかもしれないけれど、迂回するほうが一定の時間的余裕を与え、多様な部位の興奮を引き起こすことで多様な発想ができるかもしれない。旅行だって、最短距離で目的地に着くより迂回したほうが楽しい場合があるではないか。

<追記>この連載をサボっている間に、読者の方々から貴重な情報が寄せられたのでご紹介させていただく。
  • 月崎 伸一さんから
    ちなみにバイクのサイドスタンドは左側に付いています。センタースタンドも(付いているものには)左側から操作するようなものになっています。国によって異なるようなことは見受けられないように思います。
  • 前田展秀さんから
    フロリダ州タラハシー市の前田です。こちらの市内のスーパーで売っている自転車のブレーキは、右が後輪用で左が前輪用です。日本と逆なのではないでしょうか。理由は知りません。
どなたか理由をご存じの方が居られましたら、更なる情報をお願いします。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
  • 去年の七夕に何か書いていたなあと思いつつ、昨年7月の「じぶん更新日記」を再掲載。ジャストネットのサーバには昨年8月〜11月の日記が未だ再掲載されていない。ファイルそのものは保管してあるので、いつでもアップ可能なのだが、どうせアップするならば、せめて自分の書いた文書内のリンクだけでも手直しし、できればインデックスをつけようなどと思っているうちにのびのびになってしまう。今回の分はまだ手直しができていないが、だんだん頭がぼけてきて昨年と同じような文章を書いてしまいそうな気がしてきたので、あえてアップした。
【リンク情報】
【生活記録】
  • 七夕の夜にも明るいイリジウム衛星が見えた。22:05:59に68号。西の空方位253度、高度は12度。中心部は73.9kmも西側を通るということなのであまり期待していたかったが、予報のマイナス3等(三島さんの予報ではマイナス2.1等)よりは遙かに明るく、マイナス5等レベルは確実にあったと思う。今までの中では、もっとも「フレア」らしい輝きを見せた。
【家族の出来事】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 7/8の朝日新聞大阪本社版に掲載されている全国主要都市(但し西日本中心)の7/7の最高気温を見ると、岡山と高松が36.1度で全国トップ。ついで京都35.9度、和歌山35.3度、名古屋35.0度の順。
    <追記>岐阜市在住の方から、7/7の最高気温が36.6度であったとの情報をいただいた。上には上があるもんだなあ。どうも失礼。