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7月27日(月)

【思ったこと】
980727(月)[一般]また海外旅行に行ってみたくなってきた

 23日の日記でタジキスタンの思い出について書いたが、そういえば、最近の中央アジアシルクロード方面のツアーはどうなっているのだろうと、大学の生協ショップで買い物のついでに、それらしきパンフレットを手にとってみた。
 パンフレットに記載された主催会社は「ユーラツアーズ」という名前だが、よく見ると「旧称:日ソツーリストビューロー」となっていた。なんだこれは、旧ソ連時代にインツーリスト直系でソ連方面への旅行を割高に扱っていた会社ではないか。
 で、さっそく中央アジア方面のところを見るが、かつて巡ったコースよりちょっと長めの16日間のコースは58〜62万円と、えらく高い設定になっていた。但し、あの当時は外国人には公開されていなかったイシククル湖が含まれている。私たちが行っていない場所としては、このほかウルゲンチ(ヒワ)があった。さすがにタジキスタンは含まれていない。
 面白いのは、旧ソ連時代と全く異なって、東京からソウル、タシケントを往復するルートになっていること。昔では考えられないことだ。
 このほか別会社の案内として「天山山脈・フラワーハイキング」とか「カムチャッカ・トレッキング」というのがあった。天山のほうは、カザフからキルギスへ3000mの峠を越えてイシククルに下るという。これで30〜35万円というのはゼッタイお勧めだ。ロッジ2泊、テント3泊というのもわくわくする。パキスタンのイスラマバード経由というのは昔では考えられないルート。これだけは是が非でも行ってみたいなあ。
 カムチャッカのほうはアパチャ火山登山とビストラヤ川下りというコースで8日間、30〜34万円程度となっている。アパチャ火山というのが何だったか手元に資料が無いのでわからないが、手つかずの自然が満喫できることは確かだろう。もっとも6〜7月は霧が出るのではないかな。ヒグマやブヨ・蚊なども....。

 ちなみに私はこれまで観光目的の海外旅行には8回行っている。うち6回は独身時代。オーバードクターで将来の不安をいだきつつ、非常勤講師期間を除けば比較的自由な旅行計画がたてられた時期であった。行き先はキリマンジャロ登頂やヒマラヤ・チベット方面へのトレッキングなど山登り関係、シルクロードやイスラエルなど砂漠関係、あとは冬のシベリア。いずれもあんまり人が住めそうにない場所ばかりであった。結婚して子供ができてからは全く機会が無くなってしまったが、せめて体力のあるうちに、もう少し地球の大自然にふれてみたい気はする。
 場所としては、やはりパミール高原周辺からアルタイ山脈、中国の天山、チベット、チンハイ湖に至る区域。先祖の血がさわぐというのか、このあたりに異常な執着がある。これ以外の場所で行きたいところと言っても、アイスランドとアンデス山中ぐらいか。都市観光には全く興味が持てないのが私の趣向の特徴であるが、果たしてどれだけ実現できるものだろうか。
【ちょっと思ったこと】
  • 昨日の日記に書き忘れたが、日曜夜の「ザ!鉄腕!DASH!」で、目隠しをしたタレントが盲導犬に誘導されてJR山手線やバスに乗り、目的地の渋谷の公園に到達するというチャレンジをやっていた。盲導犬をショーのように使うのは感心しないけれど、視覚障害者が自由に動き回れる都市環境のありかたや援助行動の実際についていろいろと考えさせられる所が多かった。驚いたのは渋谷の街中では、9割方だれも道案内に応じなかったということ。カメラで取材したり、タレントが目隠しをしているために奇異に感じた人も居たのかもしれないけれど、渋谷を歩く人々は少々冷淡で無関心すぎるように感じた。7/27の夕刻にたまたま岡山駅西口に行く用事があったので、昨日のことを思い出してみたが、とにかく放置自転車の数がものすごい。あれでは盲導犬に誘導されて改札口にたどり着くのは容易ではなかろうと思った。西口地下にはちゃんと駐輪場があるのだが、1回150円は少々高すぎということか。それとも単に面倒なだけか。
  • 日本付近では相変わらず奇妙な気圧配置が続いている。オホーツク海には相変わらず高気圧、太平洋高気圧とは融合せず、梅雨前線がS型に日本列島中部を横切っている。東北付近がSの字型の梅雨前線の始まりの低圧部になっているため、冷害の恐れはなく、各地とも軒並み最低気温が高い。
【新しく知ったこと】
  •  7/27のNHK「生き物地球紀行」は福井・越前海岸のハヤブサをとりあげていた。ハヤブサの最も手頃な餌はドバト。そのため都会のビルに進出しつつある。福井市のワシントンホテルの「ワ」の看板の上で待ち伏せをする姿が滑稽に見えた。もっとも、ビルの窓枠などは砂地がなくて卵を暖めるための凹みが作れず繁殖には適さないという。いずれ文学部にも文化科学研究科主体の11階建てのビルを作る構想があるそうだが、こういう鳥の繁殖のための工夫があってもよいのではとふと思った。
     親鳥どうしの空中での獲物の受け渡し、親鳥が餌を巣から少し離れた場所に置いて巣立ちを促す光景などがたいへん印象的だった。
【リンク情報】
 昨日掲載のベッコウバチの写真を、バッタを捕獲した写真に差し替えた。
【生活記録】
【家族の出来事】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 大山北壁で大規模な崩落[7/26ラジオのニュース]。
  • 日本ハイカは殆どの業務を別の民間企業に丸投げし年間40億円以上の収入。道路公団OB約50人が天下り。[7/28朝日]
  • 東京都議会の自民党会派(52人)が分裂。
  • 書籍広告『フクロウは本当に賢いか』三田出版会