【思ったこと】
980819(水)[一般]Gコードの謎解き 食事時以外には殆どTVを見ない私であるが、2回目に私の某Web日記が紹介されたよしみで、毎週、「趣味・ホームページ」(正式名は「NHK趣味悠々・ホームページはむずかしくない:インターネット徹底攻略法」、NHK教育、毎週水曜20:00〜20:30、西村知美ほか)の予約録画をしている。 番組予約というのは馴れない者にとっては結構厄介な操作であり、以前はよく日時やチャンネルの間違いをしてがっかりしたことがあった。幸い、いま使っているビデオデッキにはGコード変換機能がついているので、もっぱらこれを利用することにしている。 そのさいに少々疑問に思ったのだが、この「趣味・ホームページ」のGコードは私の記憶している限りでは常に3桁。同じ時間帯のどの裏番組よりも桁数が少ない(NHK総合の「ためしてガッテン」は5桁、「8時だJ」は6桁、「しあわせ家族計画」は5桁、「隠密奉行・朝比奈」は5桁、19時からのプロ野球巨人vs横浜」は6桁、「いい旅・夢気分」は7桁)。以前に聞いた話では、このGコードの桁数は、夕方7時〜9時台の番組が最も少なくて済むように設定されているという。しかし、同じ時間帯のなかで教育TVの番組がいちばん少ないというのはまことに奇妙な感じがする。 おそらく可能性としては、岡山地区ではNHK教育がもっとも少ないチャンネル番号であること(東京地区と同じ3チャンネル、NHK総合のほうは岡山では5チャンネル)、20時から30分間とキリのいい時間帯になっていることが原因ではなかろうかと推理した。 Gコードはどのような関数によって変換されるのか? 単純な関数式があるのか。それとも何らかの対応表のデータを参照して変換されるのだろうか? 以前から疑問に思っていた。 たとえばZellerの公式(一定年限内の西暦年と月日を数値で投入すると自動的に曜日が算出される近似式)のようなものがあるのか。それとも、ビデオのリモコンにデータがROMチップとして内蔵されているのだろうか。 私の推測は、おそらく後者。もちろん、有限集合を一対一に対応づける関数というのは、データ部分をすべて式にとりこめば一本で表すことができるだろうが、Zellerの式のように単純には表せないと思う。(Zellerの式は多数の数値を7通りの曜日コードに対応づける式であって、一対一対応は要求されていないことが主たる理由。) またそのさいに使われる情報は、1カ月間に限ったチャンネル、日にち、開始時刻、録画時間の長さの4種類の数値で、おそらく5分単位。そして、一対一対応を損ねず、かつ夕刻の時間帯が一番桁数が少なくなるように圧縮されるものと思われる。また、電話番号と違って、桁数もそれ自体情報として利用されているはずだ。 ところでこのGコードの特許、著作権の範囲はどうなっているのだろう。TV番組のGコード集のようなものをWebページで公開したら違法行為になるのだろうか。それとも宣伝してくれたということで歓迎されるのだろうか。 Gコードにもし対応表のデータのようなものがあるとして(実際、ビデオのリモコンで「1」、「2」...というように順番に数値を入れてコード変換していけば、小学生でも対応表を作ることができる)、それを公開したら違法行為になるのだろうか。このあたりも分からない。(例えば「1」をGコード変換すると、「6チャンネル、1日の18時〜18時30分」という結果が出る)。 もうひとつ、Gコードに代わる簡便な録画予約法はあるだろうか。桁数をいとわないならば、チャンネル、日にち、開始時刻、録画時間をそのまま数値で入力する方式も考えられる。例えば上記の「趣味・ホームページ」は岡山では3チャンネル「003」、19日「19」、20時00分から「2000」、30分間「30」なので、「003.19.2000.30」というように数値を入れれば同じことになるはずだろう。桁数は多いけれど、いちいちGコードを調べなくて済むというメリットがある。 そもそもビデオの録画は、チャンネル、開始時刻、終了時刻などを別々に入れるから煩雑になるところがある。数値の一発入力だったら、電話番号と同じようなものだからお年寄りでも分かるのではないかと思うのだが、甘すぎるだろうか。 <8/20追記>Zellerの式は、コンピュータの入門実習で教材としてよく使われるのでご存じの方も多いと思うが、念のため、以下のサイトに詳しい解説があったので紹介させていただく。この式は1582年から2099年まで有効(平年である2100年が閏年としてカウントされてしまうため)。 |
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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