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「血液型」番組における差別と偏見についての一般情報(その1)

2004年9月13日開設
文責・岡山大学文学部心理学教室・長谷川芳典


新しい情報を上の行に加えます
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【2004年11月29日】
 血液型判別問題ですが、近年、実質的に差別的扱いで問題になりそうなジャンルに、スポーツ界が挙げられます。

 昨日11/28(一昨日?)のフジの「すぽると」で、ウッチー(内田アナ)が>>「世界のトップランナー・高橋尚子、野口みずき、土佐礼子とあと一人(渋井陽子だったかな)には、共通点があるんです!」・・・と強調するので何かと思ったら、「全員血液型がO型」なんだそうです(笑)。

 更に、今年のプロ野球日本シリーズ・西武vs中日の試合(第3戦?)をラジオ(ニッポン放送?)で聴いていたところ、解説者のT淵幸一氏がおそらく自分で分析したのでしょう。血液型別の選手起用法について、嬉々として述べておられました。「私なら4番バッターには×型の人を起用する」だとか
「リリーフには△型の人が適役」とか。
(↑記憶に基づいておりますので、正確な引用ではありませんが)
こんな感じのことを数分間に渡ってしゃべり続けました。  まるで、いしいひさいち氏の漫画「がんばれTブチくん」を髣髴とさせるような話ですが、これも「フィクションに現実が追いついた」ということでしょうか(笑)。
それも、ダメな方向で。

 真面目な話、スポーツ界では結果が重要視され、結果を出すためならいわゆる「験担ぎ(オカルト)」さえも取り入れているような現状があります。

 それが個人のレベルで留まっている場合は問題ないのですが、血液型性格判断の信者さんが指導者だった場合、あからさまな差別に即直結する可能性が高いと思われます。
「この子はO型ではないから、長距離ランナーには不向きだ」とか「四番バッターには×型の子が合っているから、長打力はあるけど△型の子は外そう」とか
 そういう科学的根拠のまるでないオカルト的な要素により、本来の才能を発揮できずに選手生命を終えるような事態が起こらないとも限りません。ことに、T淵さんが監督になった場合、それは確実に起こるのは間違いなさそうです。スポーツ番組なのに、未来スポーツ界の足を引っ張るような放送をするのは、スポーツ番組としてそもそもいかがなものかと考えます。

【2004年11月29日】
私は現在就職活動中です。
先日ある会社に面接に行ったのですが、そのとき一番最初に聞かれたのが「血液型は何型ですか?」というものでした。
B型だと答えたところ、「B型はチャランポラン」「B型は団体行動がとれない」など言われ、その後もその社長の口からは何度となく「B型は・・・」という言葉が聞かれました。
とりあえず正式に採用決定ではないものの、12月1日から来てみて欲しいということだったのですが今朝になって、「はやりB型はこの仕事に向いていない」と断られました。
私としては面接の時点で血液型であれこれ言われたことに対する怒りもありましたが、ちゃんと仕事ぶりを見てもらってからB型である自分を判断してもらいたいと思っていたのに、その気持ちも踏みにじられました。
見れば私と同じような経験をされているかたもかなりいる様子。
血液型という自分ではどうしようもない理由でそんな扱いを受けることがどれだけ悔しいことなのか。
この問題がもっと大きく取り上げられて、多くの人に理解していただけることを望みま す。
上記の会社に関して複数の情報が寄せられた場合は、調査いたします(長谷川)。なお、証拠保全の必要がありますので、できれば、小型の録音機器を持参されることをオススメします。
【2004年11月29日】
初めましてHN.神在月と申します。現在●●県のと●●校の1年です。
最近血液型についての番組に不愉快を感じ、ヤフーのトピックスからこのサイトを知り、私の体験談みたいなのを言いたくてメールしました。
以前父と美容院に行き、髪を切ってもらって父がまだ髪を切り終えてなかったのでそこらへんにあった雑誌を見ていたところ詳しいタイトルは忘れましたが、B型について語ってあった記事を見て読んだところ、はっきり言って不愉快な記事でした。私がB型だからそう受け取ったのかもしれませんが、一番記憶に残っているのは「B型は自分さえよければ他人はどうでもいい。」というとある方の発言でした。これをみてB型全員がそうじゃないのになんでこんなことをいえるのかと思います。
後テレビとかを見る限りB型だけマイナスなイメージだけを取り上げられますが、あれもどうかと思います。十人十色の個性を頭から「●型」だからと決め付けるのはおかしいと思います。
先生の今後の活躍を応援しています。

【2004年11月27日】
こんにちは。
毎日新聞で記事を読み、私が体験した事を聞いていただきたく 、メール致します。

私は、就職活動をしているのですが、この前、面接の場で血液型差別を受けました。
こんなことが始めてだったので、まさかそういう風に人を判断する人が世の中に居ることがショックで、バカバカしい、と思うと同時にすごく悲しくなりました。
その日の面接は、私以外に2人の人と、合計3名で同時面接だったのですが、挨拶をして、名前を言って、会社の説明を聞いて、そこまでは普通に何事もなかったのです。
そしたら次に面接官が、「キミ、血液型は?」と一人の人に聞き、その人は「Oです」と言うと「ほぉ」という感じで、メモをしました。次に私が聞かれたので、「B型です」と言うと、それまで和やかだった面接官の方が苦笑ぎみに、鼻で笑ったのです。私はすごく驚いたので、「何型か関係があるのですか?」と聞きました。そしたら、「ホラ、僕の場合はO型だからこういう管理職につけるわけ。社員の面倒見たり、周りを見なきゃいけないでしょ?マイペースなB型だったら無理なワケ。」と仰ったのです。
他の2人の方も黙りこくるような、空気が冷たくなるようなすごくイヤミな言い方で、私は表情は普通にしていましたが、内心はショックで心臓の鼓動がどんどん早くなるのがわかりました。もう一人の方にも血液型を聞いて、A型だったので、特にメモをしただけでした。その後、私は明らかに無視された状態で、他の2名の方だけが質問を受ける状態でした。結局私は、その面接の会場で、名前と、血液型しか言葉を発しなかったの です・・・!!!
本当にショックで、あの日のことは忘れることができません。
人間は一人一人違う生き物だし、なぜこんな程度の低い決めつけを信じる人がいるのか、不思議でなりません。
人間は、誰でも繊細だし、二面性もあるし、大らかな部分もあるし、自己中心的になったり、犠牲になったり、すべての要素を含んでいるはずです。
今の日本人は宗教心も薄いし、人を敬う心がない人が多いです。だから、視聴率を高めるために大げさに面白くすることだけを狙ったバラエティ番組に脳のない大人が食いつき、そういうレベルの低い人が、こういうものを信じるんだと思います。
(21歳・女)

【2004年11月27日】大学2年の方より
 最近血液型についてTVでも取り上げられるようになりました。
 私の周りには、昔から血液型と性格や相性診断を信じている人がいましたが、それはごくごく一部の人で、理系の大学に進んだ人たちは血液型判断を信じている人は、いませんでした。私自身もそういった本などには、まったく興味がなく、「科学的根拠もないのに良く平気でこんなことが書けるなぁ」と思い、他人から「これだから○型はやだよなぁ」といわれても、気にもしてませんでした。
 しかし、テレビで頻繁に取り上げられるようになり、また、一部の番組では某大学の脳科学を研究なさっている教授まで巻き込み血液型と性格との関係を取り上げているものもあり、だんだん「血液型が性格に影響を及ぼしているのではないか」という理系の人も現れるようになり、このままでは、血液型で人を判断してしまうようになるのではないかと危惧しています。
 アルバイト先の塾で生徒には、「ああいうのは、科学的根拠がないから信じないように」と教えてきましたが、テレビで頻繁に取り上げられ、「35万人以上の調査をし、そのボーダイなデータにより血液型と性格は一致している」というテレビが放送された時には、その翌日の生徒の話題は、「やっぱり性格と血液型には関係があるんだ」ということで、持ちきりでした。なかには、「僕は、将来研究者に向いてないんだって」とか「B型の女性とは結婚しない方がいいんだって」などと言う子もいて、少し深刻な問題になってきていると感じています。
 僕は、実際B型ですが、中学の時は、「おまえAB型だろう?だって二重人格だもんな」とか、高校の時は「おまえ細かすぎ。おまえまさかA型?」他にも「B型?!うそ!O型だろ?」と言われたこともあります。こういった話をすれば、「あ〜、確かにおまえってB型の割には性格違うのよな。やっぱ、関係ないのか」などと考えを改めてくれる人もいますが、子どもにはあまり通用せず、テレビや周りの影響ですでに、『血液型と血液には関係がある』と言う固定観念を植え付けられているみたいで、改めることができない小さな子どももいます。
 私もそうでしたが、小さい子どもは「テレビの言うことは正しい。大学の教授などの権威者の言うことは絶対正しいんだ」という風に見ているので、テレビはそういった社会的影響を考えて放送すべきだと思います。
 長谷川先生がこのようなHPを設けていらっしゃると知っていれば、血液型を取り上げた番組を残していたでしょうが、長谷川先生のように『血液型と性格』について異議を唱えている人がいらっしゃるとは思ってもいなかったものですから、証拠となるものは今はありません。
 今後さらに先生のように異議を唱える方が、公の場でその旨を伝え多くの人が、血液型と性格は一致しないと言うことを理解する日が早く来ればいいと思います。
 これからも応援していますので、頑張ってください。正式に訴訟を起こすことになりましたら、私もできるだけ協力いたしますので、お知らせ下さい。

【2004年11月27日】ミシガン州在住経験のある方より
はじめまして。
私、本日毎日新聞のウェブで血液型番組についての記事を読み先生のお名前を知り、メールさせていただきました。
現在アメリカに滞在しておりますので、「血液型」番組については具体的にどのような内容かわかりませんが、私の意見を少し述べさせていただきたいと思います。
私は80年代の初めから6年近く海外で過ごし、日本に帰国しました。当時から、日本人に「血液型」「星座」のことをよく聞かれ、非常に驚きました。アメリカでは「血液型」で性格分析をされるようなことはなかったからです。当初は、自分自身を知るという意味で、なかなかあたっている部分があるな。。などと興味深く読んでいました。しかし、今では、このようなステレオタイプを学んでしまうことは、果たして良いことなのか疑問に感じます。たとえば、人が何かしたときに無意識のうちに「あの人の血液型は・・だからな」と思ってしまうのです。人間とは恐ろしいですね。基本的に世界中に4種類しかない、血液型で人間の性格を決め付けてしまうことは、とても理不尽なことなのに。それは、黒人・白人・黄色人種を生まれつき差別していたことと似ていると感じます。現在は人種も科学的に差別される根拠はないと理解されてきておりますが、当初は、黒人はなまけ者。白人は優れている。という遺伝的なもので語られていたと理解しています。結局現在でも、平等と言われる社会は理想の社会であり、昔からの歴史の流れで、人種差別は存在しています。
「血液型」診断は、人種問題と比べると、極端にひとつの血液型を卑しめているのではない気がしますが、本来人が生まれたときから備わっているものに関して、区別するのは、人権侵害につながっていくと感じます。
私は、常日ごろ、日本社会を「人権侵害」の激しい国と理解しています。人々はそのことを感じ取っているかわかりませんが、とても深刻な社会問題だと思っています。それは、80年代に帰国した際、テレビ番組を見たときから感じていたものです。当時、タモリ、たけしなど非常に人気あるタレントが、他人をこけにし、ばかにしながら笑いをとっているのをみて、非常に不快感を覚えました。日本の笑い番組を見ると、すべてにおいて人をねたにすることが根源にあります。人々はこのような番組をみて、不快感を覚えないのでしょうか。成人の女性アナウンサーにぬいぐるみを着せて、笑いを取る番組もありました。これらは人間の尊厳を踏みにじる行為だと思っています。
そして、現在も笑い番組は衰えることなく、相変わらず人々をこけにしています。
「いじめ」という問題が日本社会からなくならないのは、これらのメディアの影響を無視することはできないと思っています。
日本はもっと、「人権」、人間の「尊厳」を大切にする教育をしていくべきだと感じます。
私は、先生が「血液型」問題を差別と偏見という視点から警告していることを非常に意義深いことと思います。
これからも、日本の「人権侵害」について、気がついたことはどんどん発言していくことが大切ですね。
国民一人一人が声をあげなければ、社会は変わっていかないでしょう。
先生の行動力と、勇気に敬服いたします。
今後とも益々のご活躍を期待しております。

M様より
この大偏見問題に関し、何か発言してみたいと思い、メールしました。

ずいぶんまえの番組で、詳細は忘れましたが、「交通事故と血液型の関係」みたいな内容を怪しいデータで説明していました。
そのなかで、事故を起こした人の数を血液型で分類し、「A型が多い」などとコメントし、タレントさんも何に感心したのか不明ですが、感心していました。
そのときふと思ったのですが、こういった全体に対する血液型の割合をデータとして出したとき、同時に日本人の血液型の割合も表示しないと、まずいんじゃないでしょ うか。
「A型の人は事故をおこしやすい」のではなく、「日本人にはA型が多い」なんて結論なんじゃないかと思い、苦笑しました。

私のまわりでも、飲み会になると血液型の話ばかりする人が多くいます。
で、私は「何型?」と訊かれると必ず何型だと思う?と返します。
日ごろから仕事をする仲間であったり、初めて会う人であったり、対象はさまざまですが、ほぼ4人に1人が正解します。
これって、4択なんだからあたりまえですよね。

私はよくA型と勘違いされるB型です。

【2004年11月27日】
初めまして、ハンドルネームで「Yuno」と申します。
Yahooサイトのニュースを見ていて、偶然に長谷川様のサイトに到着しました。

本当に、最近は血液型を取り扱う番組が急増し、週に1度は目に入るように思いま す。
どの番組もおもしろ可笑しくやってるだけで、下らなくて下らなくて見ていて腹が立ちます。

先日友人と電話で会話をしていましたが、自分の血液型が分からない事を告げると、「絶対にA型だって」と断言されました。
差別や偏見でも無いので、嫌な思いはしませんでしたが、これだけ一般に浸透しているんだと感じました。

血液型に関係無い場合でも、近頃の番組には理解できない事が多くなりました。障害者を題材にしたドラマなどでも、大人二人が女性が乗った車椅子を軽々持ち上げて、車椅子では通れない、狭い間隔の改札を乗り越える場面があるなど、現実とかけ離れたものが多いです。
これを見て、車椅子でも持ち上げればどこでも行けると勘違いしている人が多いのです。
自分は●●の田舎町で車椅子を使って生活しておりますが、今までの経験上、大人二人で車椅子を持ち上げて改札を乗り越える事は、非常に危険であり、それ以前に、鉄腕アトムでもない限り、現実的に不可能です。
これを見たら、狭い地元の駅でも車椅子で使えると誤解を与えてしまいます。

血液型の番組も、ただの視聴率稼ぎであるとしか言えません。本当に腹立たしいで す。
自分の周りでは血液型に関する話は出ませんが、いつ話題に上るかと思うと恐ろしいです。
この現状を正していくため、訴訟を起こされる事には大賛成です。
勉強不足の自分には言葉が思い浮かびませんが、陰ながら応援させていただきたいと思います。

文章中に血液型とは関係ない事を書き、済みませんでした
固有地名は「●●」に変更させていただきました。
【2004年11月27日】
私は県立高校で,人権教育を担当しております。
最近の「血液型」を取り上げた番組の多さと,その内容のでたらめさと,それにおどらされている多くの人々に対し,すごくにがにがしい思いをいだいておりました。
本日yahooのサイトを開いていると,こちらのページに出会ったので,本来の主旨とは違うかもしれませんが,メールをいたしております。

私は●●大学の●●学部を卒業しました。当時の●●教授に同和教育の講義を受けた記憶があります。その後学校では同和教育から人権教育へと変わり,扱う内容が多岐にわたるようになりました。私は血液型をはじめ,星座・風水・十二支・六曜等の問題を授業で多く取り上げてきました。我々教員の中にも,まことしやかに血液型を口にし,あたかも博士のような発言をする人がいて本当に困っています。ただそれを職業にし,それによって日々の安らぎを感じる人もいることもまた事実であり,その人たちについてとやかくいう気はさらさらありませんが,最近の番組のようにある局が取り上げたら他局もまたという軽い風潮は何とかしたいなと思っていました。もしよろしければ,いろいろと情報交換をお願いしたいと思っています。昨日も●●高校で,人権教育担当者研修会があり,本校も今年・来年と県教委から人権教育の研究指定を受けています。それでは。まずはご挨拶まで。
※固有名詞は「●●」に修正させていただきました。
【2004年11月27日】
Yahoo!ニュースで先生のお名前を拝見して、メールさせていただきました。
ハンドルネームEikiと申します。
特定の番組についてではないのですが、気になっていることがあります。
今年の春に大学新卒の就職活動を行った際に、【某出版社】を受験しようとしたのですがエントリーシートに血液型を書き込む欄があり、疑問を感じて受験をやめました。
就職差別はすでにあるのかなと思い、メールさせていただきました。

関係のない内容でしたら、すみません。
※固有名詞は【某出版社】に修正させていただきました。同じ会社に関する情報が複数寄せられた場合は調査いたします。
【2004年10月29日】
初めまして、弁理士をしている山口と申します。

 最近の、某TV局の「血液型人間学」関連の番組の愚劣さに腹を立てていた者です。先日も、小学生の娘が、「血液型人間学」関連の番組を見ていたので、「お父さんは、おまえ達にこのような非科学的な番組を見せたくない」と言って、チャンネルを変えさせたとろ、えらく、むくれられました。多少なりとも、自然科学系の素養があれば、「血液型人間学」など星占いなどと同レベルに笑い飛ばせるのですが、その素養を身につける前の小学生に、「科学」を装って、似非科学「血液型人間学」をすり込みかねない番組の内容に怒りを感じた次第です。

 そんな折、「血液型 AND 性格 AND 差別」でネット検索をしたところ、先生のサイトを発見して、「やはり、この風潮に怒りを感じて行動されて居る方がいらっしゃるのだ」と心強く感じた次第です。

 さて、私の専門分野である特許の世界にも、血液型性格判断が進出してきているようです。特許庁のDBを検索したところ、血液型を基準に仮想の人格をシミュレートする装置の発明が特許出願されていたので、下記に、その概要をコピーしておきます。
※血液型偏見・差別についての情報収集という観点から特許出願情報についてお知りになりたい方は、長谷川まで個別にご連絡ください。

【2004年9月11日】

 はじめまして、中学校の教師をしています。 ハンドルネームはJYUNでお願いします。(先ほど、HTML形式で送信してしまいましたので、再送信しました。)

 さて、中3の一人の生徒がちょっといつもの元気がなかったので、「どうした?」と声をかけると、「俺、二重人格だって」と言って落ち込んでいました。いつもなら明るく陽気に話しかけてくれるのですが・・・。実力テストも近いのに大丈夫かなぁ。と心配です。

 「血液型の比較を取り上げたテレビ番組」は生徒たちやさまざまな人へ影響を与えたように思います。笑い事ではすまされません。新たな人権差別意識を芽生えさせ、学校内や家庭内・職場内等さまざまな生活場面で争いごと、憎しみのきっかけの原因をつくったように思います。これが原因で何か事(いじめ・自殺・家庭内暴力・ひきこもり・犯罪 等)が起こらなければと非常に危惧しています。多くの世界の人々が争いもなく一人一人の個性を尊重し平和な世の中を実現しようと懸命に努力している「人権の世紀」という時代に・・・・・残念で言葉を失います。このことは全世界の人類の大きな社会問題として、政府やユネスコ及び人権擁護関係各団体等に働きかけ、21世紀の最重要課題として早急に行動を起こすべきだと考えます。

 この件に対して、私だけが憤慨していると思っていたのですが、生徒の反応や教授のホームページに出会って、事の重大さを改めて認識させていただきありがとうございました。なお、広島県三原市においても、三原市教育委員会発行の人権啓発冊子の中に”血液型や星座が人を判断する材料になったら”という題で人権啓発が行われていました。
ホームページアドレスは
http://www.city.mihara.hiroshima.jp/jinken/jinken/jinken.htm
です。

また、気がついたことがあったら連絡をさせていただこうと思いますので、よろしく
お願いいたします。    ----- JYUN ------ 

【2004年9月9日】
元日本教育心理学会会員の芝と申します。かねてより、血液型偏見批判についての長谷川様のご貢献に敬意を表しているものです。
貴サイト開設のご趣旨のなかで「我々はもっとこのことへの怒りを表明すべきではないでしょうか」とありますが、そのとおりだと思います。私自身は具体的な活動は何もできませんが、署名活動のときなどには、仲間に入れさせていただければ幸いです。

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