「血液型」番組における差別と偏見についての一般情報(その3) |
はじめまして。TVの情報ではないのですが、血液型で人を判断することに嫌気が差したのと、いいアイ デアを思いついたのでメールを送って見ました。
血液型性格診断による差別や偏見に悩んでいる者です。私の周りは血液型性格診断を肯定している人が 多く、中には血液型の相性で人間関係を結んだり、自分の失敗を血液型のせいにしたり、相手に血液型 の性格や特技を押し付けたり。悪口を言う人もいます。
血液型性格診断は擬似科学で研究しても結果が見られなかったや、誰にでも当たることが書かれている といることを彼女たちに教えても聞く耳を持ちません。
一時に比べて血液型と性格をあーだこーだ言う人はいなくなったと思ったら、今血液型の本(×型自分 の説明書)が流行っているらしく周りの人は皆「当たってる」「自分のことを言われていると思った」 と言っています。
擬似科学で差別的な血液型性格診断を社会からなくすためにお願いがあります。
「血液型性格診断のカラクリ」や「血液型ハラスメント」のことを書いた本を出版して下さい。 わかりやすい説明やかわいいイラストがかいてあったりすると本が苦手な人でも読めると思います。
私と同じように血液型性格診断で悩んでいる人の気を楽にさせて、血液型と気質を信じている人には「 何故当たるか?」や「血液型性格診断は嫌がらせにつながる」と言うことを知ってもらいたいです。
どうかお願いします
気になる書物を見つけましたのでお知らせします。新潮社の新潮新書から「パラサイト式血液型診断」(藤田紘一郎)なる書物が出版されています。著者は東京医科歯科大学の教授で、寄生虫学の分野で高名な方だそうです。
現在発売中の週刊新潮10月5日号の84ページ「週刊新潮掲示板」に著者自身の寄稿があり、
「血液型は感染症から生活習慣病まで、さまざまな病気に関係していることがわかりました。性格ももちろん影響を受けています。食べ物の好き嫌いでさえも、血液型によって決められている事実をこの本の中で述べた」とした上で、「読者から飲み水も血液型によってあう水とあわない水があるのではないか?」との質問を受けたので、具体的な事例があったら知らせて欲しい。」と述べています。
私はAB型の女性です。小学校の時占いが流行ってはじめて仲間はずれにされました。苦しかったです。高校の同級生も血液型を言ってからは冷たくなり、愕然としました。社会にでてからはO型だよねといわれるとつい、そうだよ。と言っていたところみんなに慕われ人気者でいられました。結婚相手に本当の型をいえず、相手がO型なので、とりあえずB型と言ってあります。二人の子供はどうやらB型らしいのですが、これ以上産むと、A型が生まれるかも、とヒヤヒヤしています。差別が早く無くなって欲しい!
中学生の息子が使用している社会科の副読本に気になる記載があったので、報告します。
明治図書の「最新歴史資料集」という書籍に、「歴史のヒーローベスト20人」というタイトルで、卑弥呼から西郷隆盛まで20人の人物を紹介するページがあり、全ての人物の血液型が記載されています。卑弥呼はO型、紫式部もO型、源義経はAB型、楠木正成はA型、織田信長はB型といった具合です。卑弥呼や源義経の墳墓や遺体が発見されたという話は聞いたことがありません(卑弥呼の墳墓や遺体が発見されれば邪馬台国論争は決着しているはずですが、そんな話も聞いたことがありません)。とすれば、「血液型人間学」に基づいて卑弥呼や義経の血液型を推定したとしか考えられません。この副読本は直接「血液型人間学」に言及するものではありませんが、中学生が学校で教科書に準じるものとして使用する書籍にこのような記載を行うことに疑問を感じます。
問題箇所
p.278
・あいつ絶対B型だよ(漫画に登場するキャラクターに対しての言葉)
・血液型がB型の人はわがままで協調性がないらしい
(もし、必要であれば、後日、該当資料をお送りさせていただきます)