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昨日の日記

2月20日(金)

【思ったこと】

980220(金)
[天文]「彗星日記」と継続地獄のワナ
 今日はあいにくの雨であったが、晴れていれば朝方に金星が最大光度-4.6等星に達する日であった。前にも書いたが、20日を中心として前後半月ぐらいの間は白昼の青空の中にも白くポツンと光っている金星を見つけることができるという。日の出の瞬間に金星と太陽の角度を分度器で測っておいて、白昼に太陽からその角度分だけ西にずらしたところをよく見れば金星が見られるはずである。

 さて、昨年の明け方と言えば、何と言っても思い出すのがヘールボップ彗星の出現であった。この彗星見物、2月上旬には、1週間に1度程度のつもりで気楽に見物を始めたはずだったが、そのうちに晴れている夜には必ず見ないと気が済まなくなり、2/12〜3/10は早朝(おおむね4時から5時30分頃)、3/12〜3/28は早朝と夕刻、それ以降5/17までは夕刻と、約3カ月にわたって「継続地獄」にはまりこんだ。「日記猿人界」には、日記の連続更新に名誉をかけて取り組んでいる方もおられるようだが、私自身の場合は、継続させることの困難よりも「継続地獄」からいかに抜け出るかということのほうがもっと困難である。
 ヘールボップ彗星の写真や思い出については、今週の自然のアルバムのほうに再掲載するとして、ここでは、どうしてこれほどの「継続地獄」に陥ったのか、1年たった今、簡単に振り返ってみたいと思う。なお、近日中に、期間限定で、「彗星日記」全体を再掲載する予定です。
  • この体験が一生に一度のチャンスであるという希少性。彗星そのものの美しさはもちろんであるが、「ハレー彗星を凌ぐ今世紀最大の彗星」などと言語的な価値を付加したことが、これを見ることをなおさら強化した。
  • 私自身の起床時刻がもともと5時半ぐらいであったこと、アパートの東側が農場になっていて、容易に眺められるという簡便性。
  • 普通の一眼レフカメラとASA400のフィルムだけで容易に写真撮影ができたこと。つまり、写真を撮ることに対してほぼ確実にポジティブな結果が随伴したということ。
  • 「今日やめてしまったら後で後悔する」というような一般的な強迫観念(行動分析学的に言えば「好子除去阻止」の随伴性)。

 

今週の自然のアルバム第6集:ヘールボップ彗星一周年記念[早朝の岡大構内編]

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※“..”は原文そのまま。他は長谷川による要約メモ。【 】は長谷川によるコメント。誤記もありうるので、言及される場合は必ず元記事を確認してください。