【思ったこと】
980307(土) [回想]らぶらぶな思い出 さおり先生が3/5の日記で、幼稚園のあつあつカップルのことを書いておられたが、じつは私にも、洋子ちゃんというたいへん仲のよい友達がいた。「N子ちゃん」(昨日の日記参照)が想像上の「赤い靴履いた女の子」のモデルにすぎなかったのに対して、洋子ちゃんは現実の世界での幼なじみだった。入園時から卒園までの2年間ずっと一緒のクラス。卒園記念のアルバムには、4-5人のグループごとに、滑り台、ジャングルジム、お弁当を食べている場面などで撮影した写真があるが、どの写真を見ても、洋子ちゃんとは必ず並んで写っていた。 よく手をつないでいたのは覚えているが、一緒にどういう遊びをしていたのか全く記憶に残っていない。周りから「しょうらい、けっこんするん〜?」(←さおり先生より引用)などと冷やかされると、二人とも「うん」と答えるほどであった。この当時、私にとって結婚というのは、「手をつないで一緒に時を過ごすこと」を意味していたのではないかと思う。 名字が同じ「は」で始まっていたので、名簿順に並んだ時などに手をつなぐ機会が多かったのが仲良しのきっかけではなかったと思うが、彼女が、なぜ他の園児をさしおいて我が儘な私と仲良くしてくれたのか、未だに原因が分からない。 いちどだけ、キビガラ細工(←知っていますか?)の工作をしている最中に、洋子ちゃんから悪口を言われたことがあった。他の子供からの悪口など屁とも思わないのだが、この時は急に泣き出してしまって、先生の所に飛んでいった。しかし、泣き出した理由は「歯が痛い」と言ってウソをついた。いつまでたっても泣きやまないので、心配した先生が母親を呼び出し、歯医者に直行した。歯医者さんは1本1本、金属器具で歯をたたきながら「どの歯が痛いの?」と聞いた。痛い歯などあるわけがない。そのまま家に返された。家では「本当はね、頭が痛かったの。歯と頭と間違えちゃったの。」とウソをついた。 在園中の2年間、私は洋子ちゃんの裸を見たことが一度もなかった。裸と言っても別にエッチなことをするわけではない。幼稚園のことだから、身体検査などは、男女一緒になってパンツ一丁でキャーキャー騒いでやるわけだが、そういう時には、私は決して洋子ちゃんの方に目を向けようとしなかった。一度でも裸をみてしまったら結婚できなくなってしまうというような、変な迷信にとりつかれていたのだった。 残念なことに、洋子ちゃんは別の小学校に入学した。その後、5年生の時に同窓会が開かれたが、度胸がなかった私は、一度も彼女に話しかけることができなかった。中1の時にもういちど同窓会があったけれど、その時には洋子ちゃんは来なかった。 いちど、幼稚園の卒園者名簿の住所を頼りに、洋子ちゃんの住んでいた家を自転車で捜しに行ったことがあるが、該当する表札は見あたらなかった。おそらく小6卒業の頃にどこかへ引っ越したのではないかと思う。以後、30年以上、何の手がかりもない。 余談だが、自分の娘が生まれた時に、「洋子」という名前をつけようとしたことがあった。けっきょく、義母が姓名判断屋から3つほど候補をもらってきて、そのうちの1つを私が選ぶという形で「洋子」とは別の名前に決定したわけであるが、義母の顔など立てずに「洋子」で押し通してもよかったかなあ、などとちょっぴり思ってみたりする。 こちらに、5年生の同窓会の時の洋子ちゃんの写真(ボカシあり)、同じく私の写真、娘に撮ってもらった本日の私のモノクロ写真を期間限定で公開させていただく。 |
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