【思ったこと】
980722(水)[日記]Web掲示板オープンハウス論 りえさんとくりすさんがそれぞれ別の観点からWeb掲示板について書いておられた。 りえさんの掲示板は私も毎日のように拝見し時折書き込ませていただいていただけに、一時的な措置とはいえ閉鎖されてしまったのはたいへん残念に思う。また、くりすさんがあげておられた事例のように、世の中には他人の家に勝手にあがりこんで押し売りをしまくる掲示板荒らしも居る。まことに残念な現象である。 Web掲示板を何かに例えるとしたら「オープンハウス」がぴったりではないかと思う。「オープンハウス」というのは最近では不動産業界の言葉になってしまった感があるが、もともとは、私宅を開放して一定の時間範囲で友人や親戚の出入りを許す自由度の高い接待方式のことを言う。この春にちょうど同僚のオープンハウスに招かれたことがあるが、すでに何時間も前から来ている人もいれば、ほんのちょっと顔を出しただけで帰る人もいる。ずっとあとになってから来る人もいる。訪問者は、家の主人と、あるいは訪問者同士で自由に語らいひとときを楽しむのである。 Web掲示板でも、この種の雰囲気が求められるのではないだろうか。訪問者は、家の主人に軽く挨拶し、楽しい雰囲気を維持するようにつとめる。仮に、気に入らない訪問者が居ても、その場では衝突を避ける。どうしても気に入らなければ、自分から先に帰ってもよいだろう。もし家主が、その気に入らない人のほうをもり立てるならば、次回からはその家を尋ねなければよい。逆に、自分のほうをもり立ててくれるのであれば、気に入らない相手は放っておいても自然と去っていくであろう。 いずれにせよ、掲示板に何かを書き込む人は、いま自分は他人の家に上がり込ませてもらっているんだということに気づくべきであろう。私自身、悪のりしてしまって家主さんにに迷惑をかけることがしょっちゅうあるのであまり大きな声では主張できないけれど、これさえ気をつけていればそんなに暴言を吐くことはありえないと思う。仮にジョークのつもりで書き込んだことが特定個人に多大な不快感を与える結果になったとしても、悪意の無いことが分かればすぐに和解できるはずだ。 ところで私の場合、少なくとも不特定多数を相手にした掲示板は開設していない(ゼミ関係者限定の掲示板だったらこのあいだ開設したけれど)。理由は、オープンハウスを開催して客をもてなすだけの自信が無いからだ。日記を書くのと掲示板を管理するのとどっちが難しいかと問われれば、私はもちろん後者のほうが難しい、私にはとてもつとまらないと答えるだろう。閑古鳥が鳴いている掲示板ならともかく、カウンタが1万、2万を超えるような掲示板ともなれば、管理者も相当に神経をすり減らすに違いない。そういう意味でも、よく訪れる掲示板の管理者の皆様には本当に感謝しているし、ぜひ継続していただきたいと思っている。 |
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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