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7月28日(火)

【思ったこと】
980728(火)[自然]トンボの謎、一部解決、一部深まる

 一昨日の日記でトンボのことを書いた。この時の疑問は、
  1. そもそも何という名前なのだろう
  2. 休憩せずに飛び続けているのだろうか
  3. 夜はどうしているのだろう
 このうちの1.については、武田一則さんから「ウスバキトンボではないでしょうか。ちょうど今ごろ群れをなして北上します。彼らは長時間飛びつづけほとんどとまりません。」という情報をいただいた。なるほど、いわゆるアカトンボよりは黄色っぽい色に見える。
 で、名前が分かったところから、gooで、この名前を検索語にして関連サイトを調べてみた。そのうち、奈良教育大附属小のページには、
このトンボは,フィリピンなどの南方からやってきて、日本で産卵し、また羽化して北上すると言われています。まさしく,海を渡るトンボなのですが、日本で、越冬して南方にもどっていったのは確認されていません。一方通行なのです。何のために北上するのか誰か教えて下さい。
とあった。海を渡るトンボと言われるぐらいだから、一日中飛び続けてもそんなにくたびれることは無いのかもしれない。しかし餌ぐらいは食べるだろうに。そういえばこのトンボは何を食べるのだろう。ヤゴがどう猛な捕食活動をするのは知っているけれどトンボが花の蜜を吸うなんていうのは見たことがない。ウスバカゲロウのように、交尾するためだけに成虫になるのだろうか。仮に小昆虫を食べるにしても、あんな大群では飢え死にする個体は居ないのだろうか。
 それはそれとしても、上記のサイトにあった「一方通行の北上」というのは奇妙な話だ。個体のレベルで言えば、とにかく「水中で育ってヤゴになり羽化して交尾して死ぬ」という一生を送るだけだから特に不幸というわけではないわけだが、北上して全滅してしまうとするとその遺伝子は残らない。つまり、南方で生まれたトンボの一部が移動せずに南方で世代交代を繰り返す。その一部が、夏の時期になって短期の世代交代を繰り返しながら北上していくということになるみたいだが、どこで分化していくのだろうか。イナゴとか何たらネズミと似たようなしくみによるのだろうか。ますます疑問が増えてしまった。
 gooで検索していたところ、自然発見コーナー(全国版)というボードのあることが分かった。とりあえず、夜はどう過ごしているのか質問を書き込ませてもらった。解答してもらえると嬉しいなあ。
【ちょっと思ったこと】
  • 例によって、火曜日の夜は「たけしの万物創世記」。きょうのテーマは「ツボ」を中心とした東洋医学の話だった。途中で風呂に入ったりしたので全部見ていないが、気づいたことをいくつか。
    1. 東洋医学の成果があったからといって必ずしも西洋医学の科学的方法が否定されたわけではない。但し、これまでの西洋医学が「分析的、個体間(between-subject)比較的」な方法にこだわっているとするならば、今後は「全体的、個体内(within-subject)比較的」な方法にも積極的に取り入れていく必要があるとは思う。これは漢方についても同様。
      ちなみに、生理学の領域で「全体的、個体内比較的」な方法によって顕著な成果をあげた学者としては、条件反射の実験で有名なパヴロフをあげることができる。
    2. 日本鍼灸(しんきゅう)学会でも統計的な分析の方法として「単一被験体法(=個体内比較法)」の重要性が強調されていると聞く。
    3. 「鍼は有効、よって東洋医学は有効、だから東洋医学は気功法でも光線や磁気治療でも何でも有効」という「三段論法」は成り立たない。一緒くたにせず、それぞれの分野で個別的に有効性を検証していく必要がある。
    4. 東洋医学であれ西洋医学であれ、免疫力や自己治癒力を高めるための総合的な治療はゼッタイに必要であろう。何度も言うが、私が知る限りでの大病院の病室は、医者本位、経営優先の設計になっており、免疫力や自己治癒力を高めるための配慮が殆どなされていない。基本的には個室を拡充し、病室の窓からの眺めに配慮、テレビやインターネットの利用を自由に、寝たままでも読書やキー操作ができるようなベッドがぜひとも必要だ。お見舞いの時には、病室に根をおろすからと言う理由で鉢花を避ける傾向があるけれど、衛生的な土を使うことを前提に、長期療養患者がベランダなどで花を育てられるような配慮も望まれる。ペット好きの患者には、犬や猫の同伴も許すべきであろう。まあ、衛生管理上は相当難しい問題があるとは思うけれど...。
【新しく知ったこと】
【リンク情報】
【生活記録】
【家族の出来事】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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