【思ったこと】
980810(月)[一般]宇宙大作戦 8/8の日記で、「宇宙船シリカ」のことを書いたところ、なぜか玉川さんが今度は「宇宙家族ロビンソン」について書いておられた(8/9付)。「宇宙家族ロビンソン」は何度か見たことがあるが、裏日記にもちょっと書いたようにどうやらエンディングは日本では放映されてない模様だ。 この玉川さんのところにリンクされている資料の1つ上のディレクトリを拝見したところ、私がよく見ていた宇宙大作戦の資料もアップされていることがわかった。 宇宙大作戦というのは映画「スタートレック」のもとになったテレビ番組で、資料集によれば全部で79もの作品があるという。アメリカでは1966年から69年にかけて放映されたというが、私が見たのは大学院在学中の1977年前後、大阪の朝日放送がやっていた深夜番組であった。 どのような連続ものでも同じだが、一回目と最終回が何であったのかというのは大変気になるところである。この資料集を見る限りでは、記念すべき第1回目は「The Man Trap」(日本語タイトルは「惑星M113の吸血獣」)ということが分かったが、はて、どんなストーリーだったか記憶にはない。その後別の局で再放送が始まった時に、一回目からのがさずに見てみたが、この時は「もう一つの地球」から始まっていた。資料集によればこれは54回目だからかなり後のほうの話だ。 資料集によれば、Stardateのいちばん若いのは「1312.1,1312.4」の「光る目玉」となっている。これと、番組の始まりによく出てきた「宇宙歴040*....」とはどういう関係だったのだろうか。 いっぽう、資料集では「変身!カーク船長の危機」が最終回となっている。これは確か、カーク船長の元の妻(元の恋人?)が、船長になる夢を捨てきれずにカーク船長と体を入れ替えるというストーリではなかったかと思う。もっともあの時に完結したという印象はなかった。 「宇宙大作戦」は映像的には面白かったけれど、ストーリーのほうは、いまいち単純で、カーク船長自身による格闘技、あるいは理性を超える直感力の勝利、敵の心の奥に残るかすかな誠意に訴える努力、また時には単なるハッタリで危機を乗りこえるというように作られていたと思う。ただ、どんなに窮地に追い込まれても、カーク、スポック、マッコイの3人だけはゼッタイに死なないことが見るほうにも分かっているので、それほどヒヤヒヤすることもなかった。というより、論理一本槍のスポックと、情にもろいマッコイ、両者のちょっとした対立をうまくおさめながら強力なリーダシップを発揮するカーク船長の三者のやりとりに、この番組の面白さがあったものと思う。 この「宇宙大作戦」シリーズの中で、特に記憶に残っているものとしては「新種クアドトリティケール」、「おかしなおかしな遊園惑星」、「自由の惑星エデンを求めて」、「カヌーソ・ノナの魔力」、「イオン嵐の恐怖」、「死の宇宙病」(「魔の宇宙病」のほう?)、「二人のカーク」といったところだが、なにぶん似たようなタイトルが多いので誤認があるかもしれない。 そんななかで1つだけ私がビデオで保存しているものがある。それは、「タロス星の幻怪人」という前編・後編に分かれた大作で、こればっかりは決してストーリーが単純ということはない。簡単に言えば、スポックの元の上官が何かの事故で首から下が完全に麻痺し、YesかNoかの返事しかできない体になる。これをスポックがカークほかを裏切って禁断の星タロス星に連れていくという話。タロス星に行く者は無条件に死刑になるという法律があるにもかかわらずなぜスポックが元上官を連れていこうとしたのか、その星にはなぜ足を踏み入れてはいけないのかといった謎が明らかにされていく...。身体障害者に対する差別を疑う部分が無いとは言い切れないところもあるが、ストーリーの展開としては、この「タロス星」こそが、全シリーズ中の最高傑作ではないかと私は思う。 ちなみに映画の「スタートレック」のほうでは、何作目だったか、クジラが出てくるものがいちばん印象に残っている。ただ、かつての「怪傑ゾロ」とか「銀河鉄道999」などもそうだし、やや畑違いになるが「燃えよ剣」とか「大忠臣蔵」などもそうだが、TVの連続もので100%感激してしまったものは、映画で観るとかえってつまらなく感じるものである。 |
【ちょっと思ったこと】
|
【新しく知ったこと】
|
【リンク情報】
|
【生活記録】
|
【家族の出来事】
|
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
|