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8月12日(水)神郷町山の家にて

【ちょっと思ったこと】
  • NHKラジオ「英会話入門」でO・ヘンリーの短編「Witches Loaves」を紹介していた。古いパンしか買わない男性に惹かれた店の主人の中年女性が、その男性を貧しい画家であると勘違いしてこっそりとバターを忍ばせてやる。ところがその男の本当の職業は建築の製図工で、古いパンは消しゴムの代わりであり、懸賞つきのコンテストのために描いていた苦心の大作がバターで汚れて台無しになってしまったという話。コンピュータで製図をする時代になると「あっそうだったのか」とオチが分かりにくくなる話かも。番組では、さらにこの先のストーリーを募集するような話が出ていたが、どうすればハッピーエンドになるのだろうか。例えば、この製図工が、気を取り直して一夜漬けでもういちど作品に取り組む。時間が限られていたのでごくシンプルな設計図に仕上げたところ、逆にそのシンプルさが受けて優勝。その時になって初めてパン屋の女性の暖かい思いやりに気づき、お礼を言いに行ったことがきっかけでめでたく結ばれるなんていう話が浮かぶが、これではありきたりすぎるか。
  • 息子の夏休みの宿題の1つは、植物1種類を丸ごと観察・スケッチするというもの。すぐ外に咲いていたマツヨイグサが題材となった。マツヨイグサに限らず、植物の中には茎の下の方から順番に花をつけて種を作っていくタイプがあるが、1つの生体の中で開花から種実まで分業するというのは結構複雑なしくみであるように思う。植物というのは動物と違って、個々の部位の独立性が高く、ホルモンの働きも個別的に作用すると考えればよいということか。
  • 「フルーチェ」を作るとき、息子が「牛乳200ミリリットルってどのくらい?」と聞いていた。算数や数学では、200ミリリットルが0.2リットルであることは習っているし、たぶん、メスシリンダーで分量を量ることも習っているはずなんだが、身近にあるコップなどを使って「だいたいこのぐらいが200ミリリットルである」ということを体験していないことが判明した。
【新しく知ったこと】
  • 先日海水浴に行った本島と異なり、このあたりではクマゼミの声は聞かれない。ツクツクホウシとミンミンゼミが多いようだ。神郷温泉の建物の軒下にはツバメが巣をかけている。お皿型ではなくて徳利を横にしたような形。あれはイワツバメの巣立ったか。毎分のように餌を運び込んでいた。
【生活記録】
  • 日中は30度の暑さとなるこの近辺も明け方はさすがに涼しい。家族は朝5時から1時間ほどテニスのまねごと。いつも5時台に起きている私はめずらしく6時過ぎに起きる。
  • 昼は各自、夏休みの宿題などにとりくむ。
  • 天気予報では夕刻から雨になるということであったが、ほぼ晴れて、夏の大三角形から射手座にかけて天の川がきれいに見えた。21時すぎから、テニスコートの真ん中に椅子を出して夫婦でペルセウス座流星群を観察した。時間が早すぎたせいもあって、妻も私もそれぞれ3個の目撃にとどまった。子供たちは完全に寝入ってしまって年に1度のチャンスを逃す。
【家族の出来事】
  • 午前中、子どもたちは夏休みの宿題。娘の宿題の1つは「家族の紹介」となっている。「父、母、兄」と書かずに「お父さん、お母さん、お兄ちゃん」と書いているので理由を聞いたらば単純に字数を増やすためだということ。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • クビナガリュウがアンモナイトは食べていた。8/13発売のネイチャーに掲載「8/13NHK朝のニュース]