【思ったこと】
980814(金)[旅行]水木しげるロード、大根島の溶岩トンネル きょうは境港、島根県のメテオプラザ、大根島をめぐった。 境港の水揚げ高は、「海とくらしの史料館」のパンフによれば1996年まで5年連続で日本一になっていたようだが、最近は福岡などに押されて落ち込んでいる模様。原因はよく分からないが、大都市から遠いこと、最大の漁獲物のマイワシの需要が落ち込んでいる(あるいは不漁?)ためかと思うが、史料館にはそのことについての説明は見あたらなかった。 水木しげるロードで思ったこと。
この境港周辺でいつも思うのだが、鳥取県の観光案内と島根県の観光案内がバラバラ。旅行者が両県の情報を正確に把握できないという問題点がある。鳥取県側では、大山、夢みなと公園、境港クリスタルファンタジア(7/19〜8/23)などに観光客を呼び込もうとする。いっぽう島根県側は、隠岐観光、足立美術館などに客をひっぱる。それゆえ、島根半島にあるメテオプラザ、美保関灯台、北浦以西の海水浴場などは境水道橋から間近にあるにもかかわらず、境港には案内パンフなどが殆ど置かれていないところがある。 もっとも、島根、鳥取、岡山3県の町村自治体レベルでは、県観光協会とは別レベルの協力が進んでいるようにも見受けられた。今回足立美術館に置かれていたパンフの中には「出雲路街道スタンプラリー」というのがあった。これは島根県の大社町から鳥取県米子市、岡山県の新庄村、津山市に至る自治体の観光課が「出雲街道沿線市町村連絡会」を作って実施しているキャンペーン。出雲街道沿線ということなので、上記の境港市や大山町が外されているところがユニークであった。津山から米子に至る久米町、久世町、落合町、勝山町、美甘村、新庄村、日野町、溝口町、岸本町、会見町は、米子自動車道経由で訪れる観光客があまり居ないエリア。それだけ出雲街道沿線として団結していく必要が強いのであろう。半面、米子から大社へは、米子道に直結した山陰道の一部開通で今後の観光客増加が期待されそうなエリア。このあたりの不一致はどうなっていくのであろうか。 中海に浮かぶ大根島は、ボタンの島として観光客を呼び込んでいる模様。今回は訪れなかったが、由志園という大きな庭園もできているようだった。その反面、国内では珍しい「溶岩トンネル」(写真左)がこの島に複数あることはあまり宣伝されていない。今回、2年ぶりにここを「第一トンネル」を訪れてみたが、案内看板はごく近くに一箇所のみ。初めて来た観光客が自力でここを探し当てるのは殆ど不可能ではないかと思われた。トンネルの入口には車4〜5台分の駐車場があったが、ほぼ満車。ただしトンネル探検の人たちを全く見かけなかったことから、これらはお盆などで近所の家を訪れた人たちの車のようだった。 この溶岩トンネル(第1溶岩トンネル)というのは、主洞約100メートル、新洞60メートルなどからなる火山性の洞窟。2回目に立ち寄った時に、家族全員で主洞を一周したことがあった。中は基本的には鍾乳洞と同じ。水がたまっていたので、半ズボンに履き替え、丈夫なサンダルで水に浸りながら廻った。私だけ新洞のほうも進んでみたが、天井すれすれまで水に浸かっている部分で引き返したことがあった。今回は入り口周辺で写真を撮るだけにしておいた。 溶岩トンネルは、その上に普通の民家や畑があるということが面白い。ここのほかにも第2トンネルというのがあるが、以前に訪れた時は入り口の鍵が閉まっていて、役場で借りないと中に入れないというように聞いた。こちらもトンネルの上には畑が広がっていた。 これらはいずれも観光資源としては忘れ去られようとしている所があるが、今の管理体制であるなら、そのほうがよいのかもしれない。ヘタに看板をいっぱい出すと、洞内に平気で空き缶や吸い殻を捨てるような心ない観光客も押し寄せてくることだろうし...。 |
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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