じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ラークスパー。千鳥草あるいは飛燕草ともいう。この近辺では除草剤が頻繁にまかれていたが、根が深いのか、この植物だけが生き残って華麗な花をつけている。なお、英語では「rocket larkspur」。「larkspur」だけではデルフィニウム(大飛燕草)の意味になるという。


6月10日(木)

【思ったこと】
990610(木)[教育]授業で「日記猿人」を紹介/Macが使えないことに気づいたわたし。

 岡大では、今年度から「ガイダンス科目:行動科学入門」という授業が始まった。これは行動科学科の1回生を対象に、学科の教官全員が1人1回ずつのローテーションでガイダンス的な内容を伝授するというもの。内容は「大学で学ぶとは」という理念的なものから図書館の利用法など実用的なものまでいろいろであった。私のテーマは「HTMLとインターネットによる知的資産の活用」となっており、本日の1コマ目にこれを担当した。

 このうち「HTMLによる知的資産の活用」については3年まえに公開した同じタイトルの紀要のリポートがあったのでこれをコピーして配布。LL教室のパソコンからネットに接続し、画面を大スクリーンに投影して、もっぱらインターネットの活用法についての説明を行った。

 まずは岡大のTopページにアクセスして、学科や講座別のHPを紹介。ついで、私の公用ページの活用法を説明する。ネットに繋いでいるパソコン(Mac)に問題があるのか、ネットスケープのバージョンが古い(3.0)ためなのか分からないが、新聞社のHPにアクセスした瞬間にクラッシュしてしまって慌てて再起動。

 次にyahooやgooを使ってキーワードによる検索を説明しようとして思わぬ困難にぶち当たる。キーワードを漢字入力しようとしたが、私はMacでどうやって漢字変換をするのか全く知らなかったことに気づいて大いに慌てる。1週間前に同じ設備で予行演習をしていたのだが、漢字入力のことまでは気が回らなかった。受講生の中にもMacを使える者が居らず時間も限られていたので、この部分の説明はカット。DOS/V機だったら、自然に左指が動いて切り替えができるのだが、思わぬところで恥をさらしてしまった。せめて、コピー&ペーストで入力できるかと思ったが、これもペーストがうまくできない。ネットスケープのバージョンが古いことにも起因しているのだろうか。

 その代わりというわけでもないが、日記猿人のほうにも少しだけアクセスしてみた。どうせなら私の日記の順位がなるべく上位にあるほうが自慢できるという魂胆から、累積得票数リストを紹介してみる。「どうだ、私の日記は12位なんだぞ!」と自慢してみるが、受講生の関心は、やはりトップの「ちゃろん日記(仮)」のほうに向いてしまう。この時のタイトルはラブホテル in 地域振興説となっていた。このほか、立花さんの「オナニー/注射針/血」とか、さおりせんせいの「おしっこの仕方」などが上位のコメントに並び、いぶかしげな視線が集まる。ありゃ、これはヤバイと思って、とりあえず「ちゃろん日記(仮)」にアクセスして、ほら、決してアヤシイ読み物ではありませんと言い訳する。このほか、「しんつま日記」を紹介させていただいた。受講生にどういう印象を与えてしまったのか、いまひとつ不明。
【ちょっと思ったこと】
  •  一日前の話題になるが、6/9の昼休みに「セクハラ」についての講演会があった。内容は、某大学におけるセクハラ対策(実際に生じた事件への対応の経緯と今後の防止策)についての話題。その中で「被害を受け付ける相談員にカウンセラーを加えてしまうと、被害の事実に正面から向かわず、個人の内的なレベルで“癒して”しまう」恐れがあると指摘されていたのが印象に残った。

     確かに、ある種の心理療法では、犯罪事件の被害も、社会的矛盾から生じた不利益も私的問題と同じレベルで「起こってしまったことは変えられない」「事実は事実として受け入れよう」「それについて怒りや悲しみを感じるのは不合理である」というような方略で“癒し”をはかる傾向があるようだ。セクハラの被害をそういう形で解消してしまうと、加害者の犯罪行為はウヤムヤとなり、再発を防止できない恐れがある。

     しかしその一方、セクハラ行為が公的なルートで認定され加害者が結果的に懲戒免職処分になったからといって、それで被害者の心が癒されたことにはならない。「加害者への処分=解決」ではなく「加害者への処分」+「被害者の癒し」+「それを教訓とした具体的な防止策の確立」という3点セットをもって解決とみなすような体制づくりが望まれるところだ。
【生活記録】
[今日の写真] ウメとユスラウメの木の周りでマダラの蝶が乱舞した。その中にちょうど交尾しているものを見つけたのでシャッターを押した。マダラチョウの仲間かと思ったが、あとで図鑑で調べたら、蝶ではなくて蛾の一種のウメエダシャクであることが判明。なお、このほか、この近くでベニシジミ、↓の貸家の庭でムラサキシジミと思われる蝶を見つけた。
【5LDKKG作業】
  • キュウリ1本収穫(合計20本)。ジャガイモ収穫。スイカ握りこぶし大に。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】