じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ハルシャギク(春車菊)。文学部西側の草地にて。非常に丈夫で繁殖力旺盛。年によっては草地一面に咲いた年もあった。


6月17日(木)

【思ったこと】
990617(木)[一般]「Back to the future.」でビデオと放映の時間旅行を体験する

 テレビせとうち(TV東京系)で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をやっていた。この映画、4年近く前に別局の金曜ロードショーで放映された時に録画したビデオが書棚にある。「観たければいつでも観られるんだからもういい加減テレビは消したら...」と小言を言うが、いったん見始めてしまうとなかなかやめられない。そのうち、息子が「最後がどうなったか確かめないと気が済まない。宿題をやらなきゃいけないからビデオを見せてくれ」と言い出す。そんなことから、放映中の映画を同じ時間帯にビデオで観る、という奇妙な体験をすることになった。

 テレビのほうはちょうど、主人公のマーティが1955年当時のドックに30年後の出来事を説明している場面が終わったところであった。この時点でビデオを再生したところ、なんとたった今テレビで放映されたのと同じ場面が写りだした。この偶然の一致にはビックリ。テープがなぜここまで巻かれていたのかは全く思い当たるふしがない。

 次にビデオのほうを最後の場面まで早回しする。ドックがマーティと恋人を連れて未来に向かうシーンを観たところでビデオを止めると、再びテレビで放映されている映画が写る。こちらのほうは、ちょうど、マーティが、父親になるはずのジョージに母親になるはずのロレインを深海パーティに誘うよう働きかけている場面であった。

 ここでふと、ジョージとロレインがどうして恋仲になったのかもういちど確認したくなったので、ビデオを逆回ししてその場面を探す。それを確認したところでビデオを止めると、またまたテレビの放映が続いている。映画そのものの時間旅行をテーマにしていることに加えて、図らずもテレビ放映シーンとビデオ再生シーンとのあいだの時間旅行が実現され、まことに不思議な気持ちになった。

 ビデオで再生して改めて感じたのだが、この映画の一番の面白さは、マーティの家庭環境が、時間旅行の前(映画の始まりのあたりのシーン)と30年前から復帰した後(映画の最後のあたりのシーン)で異なってしまったというところにあるように思う。時間旅行前のマーティの父親は高校時代のいじめっ子のビフに相変わらず下働きをさせられており、何一つ反抗できない気弱な男として描かれていた。ところがマーティが戻ってきた翌朝に現れた父親は裕福で地位が高く自信に満ちた男に変身していたのである。また、いじめっ子のビフはその家に雇われジョージから叱りつけられていた。他にもいろいろな変化があったが、いずれも映画を一度観ただけでは気づかないような細かい伏線であり、ビデオを再生してはじめてああそうだったのかと気づくようなしかけになっている。

 映画とは直接関係ないが、このビデオには新車やボディーソープなどの当時のCMや、映画のすぐあとのニュースフラッシュが録画されてあった。映画解説は水野晴郎氏。ニュースの内容から、どうやらこのビデオは1994年の11月11日頃に録画されたものであることが分かった。最近のビデオデッキはCMカット機能がついているようだけれど、年月がたってみると、当時は気にもとめなかったCMやニュースが妙に懐かしく感じられるものである。テレビ映画を録画して長期間保管するつもりなら、前後のCMやニュースも一緒に録画しておくことをオススメしたい。

 ところで、マーティの父母にあたるジョージとロレインのやりとりを見ていて1つ重大なことを思い出した。6月18日は、私たち夫婦が京都の私学会館で結婚式を挙げた日だったのだ。残念ながら?このことについての時間旅行は不可能なようだ。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • キュウリ3本収穫(合計30本)。人参さらに種まき。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】