じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 春車菊。文学部西側の草地にて満開。


6月22日(火)

【思ったこと】
990622(火)[日記]不正投票、組織票、ネット掲示板での売り込みなど...

 一昨日から昨日にかけて、日記猿人の不正投票疑惑のことがちょっと話題になった(投票システムについては本年5月21日の日記をご参照ください)。

 このことを指摘した日記を拝見したことで、あまり見かけない日記が今日の得票リストの上位に出現していたのに初めて気づき、さっそく投票情報表示(←実際には疑わしい日記の登録番号のところ)をクリックしてみると、確かに、その日記には特定企業からの固定投票が特異的に多いことが分かった。その日の「日記読み日記」では、
ま、これだけでは一個人の不正投票か企業の組織票なのか、あるいは友人等が御本人に内緒で支援しているのか分からないけれど、企業のパソコンに日記猿人のクッキーばかり食べさせてばかりいるとそのうちとんでもない災いが降りかかってくることになりはせんかなあ。
と記した次第であるが、その日の夜には疑惑をかけられたご本人から「自分がその疑惑をかけられているのでは、」と思った方()からそのことについて弁明があり、知人の方がそれぞれの自由意志(もしくは部下への強制?)によって多重投票(同一人が複数のメイルアドレス&パソコンを使って一日に2票以上を入れること)をしていた可能性があること、ご本人も自宅と会社の2カ所から投票されていたこと、しかし、すでに得票の増減には興味を失っておられ「そろそろ日記猿人もヤメようかな?」と思っておられること、などが書かれてあった。

 この種の不正疑惑は今回が初めてではない。あまり更新されない日記に、その作者の加入しているプロバイダと会社(大学)から毎日きっちり2票ずつ入っていると、本人が二重に投票しているのではないかと疑われることがある。今回の場合は、特定企業からの固定投票が特異的に多いことと、更新報告のタイミングと無関係に票が入っていたことから特に目立ってしまっただけのことである。

 さて、この種の不正疑惑では、「多重投票」と「組織票」を明確に区別しておく必要があるだろう。「多重投票」というのは、同一人が同一日記に対して一日に2票以上を投じることである。これは明らかに不正行為だ。いっぽう、自分の会社や兄弟親戚に投票を依頼することは何ら不正にはあたらない。但し、特定の会社や大学からの得票が大量にある時は「組織票」と見られマイナスイメージを与える可能性がある。

 「組織票」と言っても、同じ会社や大学の同僚がその日記を読んだ上で投票しているのなら一般読者と何ら変わりない。たまたま同じ「co.jp」や「ac.jp」からの投票が集中していたとしても、それだけで問題になることは無いだろう。もっとも、会社のパソコンから投票すればそこにクッキーが送り込まれる。その一方、投票情報表示のところには、企業名ミエミエのホスト略称が表示される。これではご本人の匿名性も保持されなくなってしまう。

 日記本文を読まずに投票ボタンを押す行為は、一般に「義理投票」と呼ばれるようだ。今回の場合はこの「義理投票」と「組織票」が重なったために非常に目立ってしまった。こういう形で今日の得票リストの上位にランクされることは、一時的には注目を浴びるものの、「何だ、ちっとも面白くないじゃないか。どうせ義理+組織票なんだろう。」というマイナスイメージを固定させて、結果的に読者を減らすことにつながる。

 最近、多数の日記作者付設のネット掲示板などで同一文体をコピー&ペースト(「コピペ」というのだそうだ)して自分の日記の売り込みする方が2名以上見受けられたけれども、これも同様。更新報告の一行コメントのフォントをやたらと飾り立てたり、カラ更新を繰り返す行為もまた同様。目先の得票増加にこだわる日記は必ず短期間で消滅する。2年、3年と続けて日記を書こうと思う方は、そういうことにエネルギーをそそぐヒマがあったら、内容の充実と手動更新報告をきっちり行っていくべきだ。1カ月、2カ月とたつうちに内容のある日記は必ず誰かによって注目されるようになるはずだ。6月1日の日記に再掲した97年6月の月間ランキングをもういちどご覧いただきたい。あのななゑ女王の日記だって当時は48位タイ、しんつま日記は22位であったのだ。

<6/24追記>不正投票疑惑を話題にされた元の日記では、誰かを特定して「不正」の疑惑をかけたわけでは無かったので、上記のように訂正させていただきました。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
  • 20時からの「たけしの万物創世記」はウナギが話題。世界のウナギの60%は日本人が食べていること(マグロ・カツオは20%、エビは12%)、中国からの輸入物のウナギが日本ウナギではなくヨーロッパウナギが多いこと、ウナギの養殖は卵からの孵化ではなくて捕獲したシラスウナギを育て上げたものであることなど、多くのことを新しく知った。グァム島近くで孵化したレプトケファレス(その前の段階にプレレプトケファレスがあることが最近わかったという)が2000kmの海を越えて太平洋の日本近海に到達し、さらに川を上ってそこで過ごし、再び繁殖のために海に戻るという大回遊のスケールの大きさに驚かされた。
    大学受験の頃、『学習心理学応用の英単語記憶術』という本を買ったことがあった。これによれば、ウナギは「ウナギ、居ーる(eel)か?」と覚えるのだという。学習心理学の応用と言えないこともないが....。この本の記憶術で未だに覚えているのは、「中丸取(tumult)って大騒ぎ」、「縁バラス(embarrass)と困惑す」などなど。
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • キュウリ4本収穫(合計40本)。ネギの種をプランターに蒔く。サツマイモの株から芽を切り取って挿す。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】