じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 長雨が続いたので、大学構内各所でキノコが見られるようになった。これは時計台前の芝地に現れたホコリタケ科のキノコ。図鑑やネットで調べた限りでは「ノウタケ」の仲間であるように見えた。「ノウタケ」は漢字では「脳茸」と書くらしいが、文字通り「脳の形をした茸」という意味らしい。そういえば、人間の脳そっくりの形をしている。大きさは直径15cm、高さ10cmほど(手前の腕時計参照)。毎年、春と秋にこの場所で見かけるので、たぶん地中で菌糸が生きているのだろう。


6月25日(金)

【思ったこと】
990625(金)[一般]郵便局は何をするところか?

 書留の差し出しと簡易保険料払い込みのため某郵便局に行ってきた。この郵便局は比較的大きく、貯金・振替・保険の窓口が4箇所、郵便の受け入れ窓口が2箇所ほどあるのだが、この日は5〜6人のお客が居るだけで比較的すいていた。そのせいもあったのだろうが、一番奥の窓口では主婦の方が簡易保険の勧誘をされていた。

 私が支払いを済ませたところで、こんどは別の局員が「簡易保険だったら終身保障つきのものがありますよ。ボーナスシーズンなのでぜひよろしく」などと私に勧誘を始めようとする。前にも書いたことがあるように、変額保険や財形年金保険などで相当の損をしている私は、これから新しく入る保険はすべて掛け捨て型と決めているところだ。誰が新規契約などするもんかと思いつつ、適当にはぐらかしてそこを立ち去った。

 ここでふと疑問に思ったのだが、郵便局の職員というのは保険の外交員ではなくて公務員のはずだから、契約を増やしたからといって給料が増えるわけではないと思うのだが、何か契約数に応じた給与加算システムでもあるのだろうか。何かあのように積極的に勧誘をさせているのか、個々の局自体が保険代理店化しているのか、郵政大臣の命令によるのか、「行動が積極的に生じている時には、そこに何らかの結果が伴っているはずだ」という行動分析学的な視点から原因をさぐってみたい気がする。

 今回はすいていたので特に迷惑は感じなかったけれど、この郵便局ではもっと混雑している時にも保険の勧誘をしていたことがある。窓口の奥の端末の前には通帳や振込票を乗せたプラスチックのお皿が山ほどたまっているのに、長々と保険の勧誘を続けている局員がいる。そんなヒマがあったら端末処理を急いでもらいたいのにと腹を立てたこともあった。

 ボーナスシーズンのためか国の施策のためかよく分からないが、とにかく何らかの別の用事で郵便局を訪れる利用者に対して、保険の勧誘をするのは行き過ぎであるように思う。このことは民営化議論にも大いに反映させてほしいと思う。
【ちょっと思ったこと】
  •  6/26朝日新聞によれば、160万部を超すベストセラーになっている『本当は恐ろしいグリム童話』(桐生操著、KKベストセラーズ)の記述の中に『罪深い姫のおとぎ話』(松本侑子著、角川書店)に酷似する部分があるとして、松本さんが修正を求めていることが25日までにわかったという。

     恐ろしいグリム童話については少し前にもいくつかのWeb日記で感想が書かれたことがあった。私自身は白水社版の『初版グリム童話集』(吉原高吉・吉原素子共訳、全4巻)を少し前に買いそろえており、当初はその本が話題になっているのだと思いこんでいた。その後の流れを見ると、実際に話題になったのは桐山操氏(女性作家2名の共同ペンネームということだ)の著作であり、逆に白水社がそのブームに「逆便乗」するかたちの広告を出していたのを見かけたこともあった。

     盗用問題自体については該当する本が手元に無いので何とも言えないけれど、私自身は元来、ベストセラー本にはあまり興味が持てない。大学院の授業で生きがい本の行動分析のようなものを取り上げているけれど、かつてベストセラーになったような本を客観的かつ冷静に読み直してみるとそれほど独創的なことは書かれていないことに気づくものだ。ま、なかには価値の高い本もあるのだろうが、とにかく、売ることを目的にして書かれた本のようなものにはあまり関心が持てない。その本が読まれようが読みかけのまま書棚に収納され資源ゴミに出されようが、あるいは、読者に影響を与えようがクダラナイと批評されようが、とにかく売れてしまえば出版社の儲けになるんだということを忘れてはなるまい。

     近所の大規模チェーン店形式の古本屋に行くと、数年前にベストセラーになったような本が95円均一(税込みで100円という計算)でたくさん売られているのを見かけることがある。売ることを目的にしたような本はいずれここで売られることになるだろうから買い急ぐ必要はあるまい。あっ、ここで書いたことは、上記のグリム童話の関連本のこととは全く無関係の一般論ですので念のため。

    ※元記事はこちらから読むことができます。
【新しく知ったこと】
  • 夕食後の散歩の時、近くの田んぼで魚をとっている鳥を見かける。コサギよりやや小型で灰色の羽があり、首は短い。図鑑で調べたところ、ゴイサギのようだ。鳥目じゃないかと思ったが、この鳥は「夜間性」と書かれてあった。魚や蛙を食べるのだという。
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • 夕食後の散歩時にキュウリ5本収穫(計47本)。キュウリ、スイカ、メロン、カボチャを消毒。人参とネギの発芽確認。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】