じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] イラン・シーラーズのエラム庭園にあった千日紅。『写真日記』の長谷川(博士)さんがこの花を気に入っておられたので協賛企画。

8月29日(日)

【イランで思ったこと(10)】
990829(日)[旅行]イランで食べたもの

[イランの写真] [イランの写真]  海外旅行先での食事内容は予算や季節、時代によって変わってくるので単純には比較できないところがある。特に私の場合は、都市観光よりもテントや山小屋に泊まるトレッキングや登山、あるいは辺境の地を訪れるような旅行ばかりしていたので、旅行先ではもともとロクなものを食べていなかった。インド・ヒマラヤから帰国した時などは1カ月ぐらい見るのも嫌なぐらいのカレー嫌いになったことがある。そんないきさつがあるので、今回のイランでの食事内容も単純には比較できないところがあるが、大ざっぱな印象としては日本人の口に合うようなものばかりで、これまでの私の旅行先の中では、かなり美味しいものを食べさせてもらったと言っても過言ではあるまい。

 イランのホテルで毎回必ず提供されたのがナーン(写真左上)。大きさ、塩味の濃さ、堅さなどは多種多様。この写真は1枚のサイズが妙に大きかったのを記念して撮ったものだ。写真右上は牛肉の串焼き(串は外してある)とバターの載ったライス。お皿の右側に添えてある緑色のシシトウのようなものは一口かじっただけで口の中が火傷してしまうほどの強烈に辛かった。
[イランの写真] [イランの写真]  ホテルの朝食はすべてバイキング形式となっていた。写真左下はその中でもいちばん豪華だったアーザーディー・グランドホテルの朝食。個人として食事する場合の料金は確か30000リアル(当時のレートで30000÷8000×115=約430円)と記されていたので、日本のビジネスホテルの朝食よりは遙かに安い。シーラーズで泊まったホテルのバイキングなどはもっと簡素で、ナーン、サラダ、ハム、チーズ、ヨーグルト、西瓜だけという場合もあったが、どこでもチーズとヨーグルトが美味しかった。

 写真右は昼食のサラダバーで提供されていた果物。洋梨、西瓜、桃(左下、日本の桃に比べると平べったい形をしていた)、メロン(果肉が緑色のもののほうが多かった)。このほか小さめのリンゴ、ブドウなど。訪れる時期にもよるだろうが、毎日炎天下を歩くことが多かったので、豊富な果物は大いに疲れを癒してくれた。
【ちょっと思ったこと】
  •  8/30の朝日新聞によると、滋賀県の自治体が地方交付税目当てに琵琶湖の線引きをしようと動き始めたという。地方交付税の算定要素に自治体の面積が含まれているためであるという。

     京都に住んでいた時、隣の滋賀県の面積には琵琶湖が含まれているのかいないのかなどと疑問に思ったことがあったが、どうやら、県の面積には含まれている一方、個々の市町村面積には含まれていないというのが正解であったようだ。滋賀県の面積は4017平方km、琵琶湖の面積は670平方kmだから、陸地面積は差し引き3347平方km。となると、滋賀県は県の面積では埼玉、奈良、鳥取などより広いが、陸地だけで比較すると逆に狭いことになる。人口密度の値も変わってくると思うのだが、このあたりどう計算しているのだろうか。

     少し脱線するが、全国の湖の中には、浜名湖、中海、佐呂間湖のようにあたかも湾と区別つかないような湖がある。長崎県長与町に住んでいた頃、このことで疑問に思っていたことがあった。長与町の北側にある大村湾は、西海橋など2箇所で海に続いているけれど、「海峡」の幅は浜名湖や中海と比べてそれほど広すぎるようにも思えない。大村湾を大村湖に改称して線引きを行えば、上記の理由で地方交付税も増えるし日本の国土面積も増えるはずなんだが、できない理由が何かあるのだろうか。情報をいただければ幸いです。