じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] アパートの下の公園で行われていたラジオ体操。少子化のせいでもなかろうが、ずいぶんと参加者が少ない(この画面には写っていない子どもたちも周囲に居るが)。実施されたのも、8/23からの平日、計7日間のみであった。

8月31日(火)

【イランで思ったこと(12)】
990831(火)[旅行]イランの物価とショッピング

[イランの写真] [イランの写真]  イラン旅行の際に思ったことを長々と書き続けてきたが、そろそろ区切りをつけなければと思っている。小さな話題については今後も不定期で連載を続け、他の日食観測記事などへもリンクした上で、いずれ総括的な感想を述べて完結させる予定である。とりあえずの最終回として、物価とショッピングの話題をとりあげてみたいと思う。

 イランで買い物をする際にまず驚くのは、価格表示がべらぼうに大きな数値になっていることだ。例えば空港でちょっと豪華な写真集を買おうとしたら15万リアルという値段がついていた。10万とか20万などどいう数字が並ぶとそれだけで立ちすくんでしまうところだが、実際にはそれほど高いわけでもない。当時の実勢レートで1ドルは8000〜9000リアル、旅行直前の円ドルレートが1ドル120円というところから概算すると2100円程度の買い物ということになる。いちいち「リアル→ドル→円」の換算をしていたのではたまらない。そこで、とりあえずの目安として、「1000リアル=15円」で買い物することに決めた。

[イランの写真] [イランの写真]
 イランの紙幣が何種類あるのか確認するのを忘れてしまったが、おそらく、1万リアル紙幣が現実に出回っている最高金額ではなかろうかと思う(写真右中)。先ほどの大まかな目安で計算すれば、1万リアルは日本円で150円にすぎない。つまり1500円の買い物をするだけで紙幣10枚、15000円ならば100枚が必要となるわけだから、我々が通常持ち歩くようなウォーレットには到底おさまりきらない。ガイドさんが入場料金をまとめて支払う時などは、厚さ5cmになるかと思うほどの札束を渡していた。観光客も、ポーチに大量の札束を蓄えてちょっぴり大金持ちになった気分を味わうこともできるわけだ。
[イランの写真] [イランの写真]
 見かけの金額はべらぼうに多いといっても、現実の物価は日本よりかなり安くなっている。バザールで買ったガラス製の水タバコ器具は2万リアル(300円)、大理石の小物入れはオール1ドルだった。団体旅行なので食べ物を買う機会は滅多になかったけれど、高級ホテルの朝食バイキングでさえ3万リアルであることを考えれば、10万リアル(1500円)だけ持って街角をブラブラしても相当ぜいたくな一日を過ごすことができるように思えた。

 写真は、
  • 左上:陶器屋さん
  • 右上:絨毯屋さん(絨毯だけはべらぼうに高く、日本円で10万〜100万円ぐらい)。
  • 左中:染色屋?さん。このおじいさんはNHK番組や日本の図鑑で紹介されたことがあるという。型押しで模様をつけていく。1枚5〜20ドル程度。
  • 右中:イランの紙幣
  • 左下:バザールの天井
  • 右下:バザール内の金細工の店
【新しく知ったこと】
【今日の畑仕事】
水撒き。トマト、瓢箪の収穫
【スクラップブック】
  • 7月の日本の完全失業率は4.9%。米国は4.3%。米国では未決囚を含め190万人近くが刑務所や拘置所に入っており、これを失業率に含めると1.3%増える勘定。いっぽう日本の被拘禁者は約5万人で失業率に含めても0.1%増加にとどまる[9/1朝日「窓」]。