じぶん更新日記

1999年5月6日開設
Y.Hasegawa

[今日の写真] 金柑。東京自宅の庭にて。

12月19日(日)

【思ったこと】
991219(日)[一般]2000年問題を人間行動の面から考える(4)「2000」を1文字で表す漢字を創作しよう

 一昨日の日記の続き。

 一昨日の日記にも書いたように、政府は来年の大晦日から1年間にわたってインターネット上で新千年紀祭を催すという。このほか郵政省は年賀状に「2000. 1. 1.」の記念消印をするとか、2000円札を発行するとか、銚子市では(小笠原や富士山頂を除く地域での)全国でいちばん早く初日の出を見るイベントを開催するなど、2000年から2001年にかけて官民一体となったさまざまな取り組みが計画されているようだ。

 しかし、これまで見聞きする限りでは、もうすぐやってくるクリスマスと一緒。今ひとつオリジナリティに欠けるような気がしてならない。

 そこで1つ提案してみたいのが、「2000」を1文字で表す漢字を創作し、新たに当用漢字に加えるという企画。これは単なるお祭りさわぎの一環ではなく、新聞記事や各種記録文書の年表示文字数を節約し、取り違えを避けるという大きなメリットが期待されるものだ。

 これまで西暦年号は「99年12月」や「9912」というように下2桁だけで表示しても取り違えが生じる恐れが無かった。ところが、2001年以降は例えば「02年12月」としたのでは西暦2002年12月なのか、平成2年12月なのか区別がつかなくなる。また「0112」では1月12日と取り違えられる恐れも出てくる。これらは西暦を4桁表示にすれば解消されるが、年号に言及するたびに4文字を打ち込むというのは甚だ能率が悪い。そこで漢字文化の特徴を活かして、このさい「2000」を表す1文字の漢字を作ってしまえば、少なくとも文書作成の際に大いに役立つと期待できるだろう。

 じつは私が幼い頃は、「20」を一文字で表す漢字というのが広く使われていた。それは「廿」(←表示できなかったらごめんなさい。「甘」の中段の横棒を一本抜いた文字です)という文字で、Atok13ではちゃんと「にじゅう」で変換可能。同じくAtok13の文字パレットによればJISコードで「467B」がちゃんとふられている立派な漢字である。この文字は昭和二十年代に手紙の日付によく用いられていた。私自身は昭和20年代はまだ2〜3歳だったので自分で書いたことは無かったけれど、母親が保存していた古い手紙の封筒にこの文字が記されているのをよく見かけたものである。なお昭和30年代に入ってからは、「廿」の真ん中に縦線をもう一本いれて「30」を表すという「漢字」も見かけたような記憶があるが、あまり普及しなかった模様。

 さて、それでは「2000」を表す文字としてはどういう文字がよいだろう。まず既存の漢字のなかで何となく「千」に似ているような文字を探してみる。
  • 仁(じん)
  • 任(にん)
  • 禾(のぎ)
  • 幵(けん、ほす)
[Image] なんていうのは何となく2000を連想できないだろうか。これをそのまま借用すると、「2001(二千一)年」は「仁一年」とか「幵一年」として表されることになる。 表されることになる。このほか右図の1.〜4.なども候補にあげられる。3.と4.は「21世紀は心の時代」にちなんだもの。また、もし全く新しい漢字を作るというならば右端の「千」と「二」を組み合わせた文字などがシンプルでよいと思うがいかがだろうか。
【ちょっと思ったこと】
【本日の畑仕事】
上京しているので当然何もできず。
【スクラップブック】