1月11日(火)
【思ったこと】 _00111(火)[一般]ミリオンヒットの秘密
夕食時に見た「たけしの万物創世記」は「大ヒット曲の秘密」についての話題。ミリオンヒットについて、曲の構成、歌詞、歌唱力という3つの視点から迫ったものであり、なかなか参考になった。新しく知ったこと、疑問に思ったことなどを箇条書きにすると以下のとおり。
- 曲の構成については、最近の曲が殆ど「Aメロ→Bメロ→サビ」となっており、サビ以外の部分はあまり記憶に残らないこと、テレビのスポットシーンに合わせてサビの長さも15secぴったり、あるいは7secの反復になるものが多いことなどはなるほどと思った。曲の美しさよりも、いかに印象づけるか、いかにサビを引き立たせるかという点に工夫がなされているようだ。
そう言われてみれば、最近子どもたちが好む曲というのは、私にはお経のようにしか聞こえないし、そのわりに特定の繰り返し(たぶんサビの部分)が妙に耳につく。おそらく上記のような構成になっているためかと思う。
- 次に、ヒットする歌詞は、言葉の内容よりも響きを重視しているとのこと。そのためには同じ母音が続くことが必要。さらに興味深かったのは、発声のしくみ上、母音の中でも「i、e、a」は明るく、「u、o」は暗く感じさせるという話題。ヒットした曲の歌詞は主要部分には「あなた」、「しあわせ」、「なみだ」などのように「i、e、a」でを母音とする語句が多く含まれているのだという。
もっともこの点については少々疑問がある。例えば、「朝日」、「毎日」、「読売」、「日経」、「産経」...という新聞の名前をローマ字で書くと、「読売」以外の母音はみな「i」と「a」だけで表記できるが、読売が特別暗い新聞であるとの印象は受けない。また過去にヒットした「う〜えを、む〜いて...あ〜るこ〜うよ..」などには「u」と「o」がいっぱい出てくるものもある。余談だが、「はせがわ」とか「はせぴ」などはみな「i、e、a」だけの母音で構成されていますなあ。
- 3番目は歌手の歌唱力。美空ひばりさんが、低音と高音で2種類のビブラートを出せたとか、宇多田ヒカルさんの声には20KHzを超える超音波成分や、高低のビブラートに加えて強弱のゆらぎがありこれが特有の安らぎを与えているというような説明があった。これもお二人の事例だけを挙げられればなるほどと思ってしまうが、他の歌手にはゼッタイにマネできない特長なのか、それともプロの歌手の多くはそういう声を出せるものなのか、このあたりがよく分からなかった。
番組を見た限りで未だ解けなかった疑問をあげれば、
- いまなぜ演歌が停滞しているのか
- いまの歌がメロディよりもサウンドを楽しむ曲になってしまったのか
- (多少ふれていたけれど)高音が出せる女性歌手のほうが男性歌手よりもなぜヒットが多いのか
など。TV番組としては限界であろうが、海外でも上記のような工夫があるとヒットしやすいのかについて分析をしてみると面白いと思った。
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【ちょっと思ったこと】
- 1月11日に、この日記のTopページがYahooの「今日のオススメ」(現時点のurlはこちら)で紹介された。通常この日記本文に対するアクセス数は12月上旬の調査で270余りのところ、10日8時〜11日8時までのアクセス数は1079と3〜4倍にのぼっていた。やはりYahooの効果は大きい。もっとも、日記猿人の得票数が特別に増えたわけでもない。Yahoo経由の方は基本的には「一見さん」。日記猿人やマイニッキエンジン、個人リンク集などから読みに来てくださる方とは、ネットの利用形態が本質的に違うのではないかと思える。
ちなみに、ウルトラランキングによる集計では1/11の0時から24時までのあいだにバナーを貼り付けてあったページへの総アクセス数は4733、アクセス元のランキングは
- 727: http://my.yahoo.co.jp/
- 581: http://www.yahoo.co.jp/new/
- 159: http://my.yahoo.co.jp/sections/
- 79: http://www.wafu.ne.jp/ne/htmls/daily.html
- 75: http://www.wafu.ne.jp/ne/htmls/new.html
となっていた。日記猿人からのアクセスが意外に少ないのは、ウルトラランキングのバナーを外した「ウ抜き版」のほうを読んでいただいている方が多いためではないかと思う。
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【スクラップブック】
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【今日の畑仕事】
長ネギとレタスを収穫。
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