その他気づいたこと2002年8月Copyright(C)長谷川芳典 |
【8月4日:成都】成都のホテルは、TV画面をディスプレイ代わりにネットに接続できるようになっていた。専用のキーボードもついていた。さっそく、じぶんの日記にアクセスしてみたが、写真のように日本語部分はすべて□と○を重ねた記号に。せっかく共通の漢字を使うのに勿体ないことだ。坂村健先生の講演会で「超漢字」のデモを拝見したことがあったが、ここはやはりTRONに活躍していただきたいものである。
このあと、アサヒコムメイルにアクセスして、娘にEメイルを送ってみた。 |
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【8月7日】炉霍(ダンゴ/標高 3230m)から徳格(デルゲ/標高3,220m)に向かう途中、道路沿いの民家をアポなしで突然訪問。このあたりは、どこも立派なログハウス風の2階建てになっており、1階は土間。外壁には燃料用のヤクの糞が貼り付けてあった(写真左)。2階は、ダイニングルームと居間(客間)。壁には鳳凰などの鮮やかな絵が描かれていた。テレビとコンポも必需品か(写真右下)。このほか、屋外には衛星放送受信用のパラボラアンテナも。ちなみに、このタイプの家の建設費は10万元(当時のレートで日本円で150万円)であるという。 | |
【8月10日:セルシュ→玉樹】昼食時に立ち寄った食堂。ストーブの燃料は、乾燥したヤクの糞であった。その向こうには最新式のVCDカラオケセットがあった。今回のツアーでは、どこのホテルやレストランに行っても、テレビやVCD再生装置が置いてあった。ヤクの糞との対比は、中国の経済発展のチグハグさの象徴でもあるが、見方によっては、自然との共生を重視した21世紀型のコンビであるとも言えよう。
右の写真は、旅行時によく歌われていた曲。「香格里拉呀」というフレーズが繰り返され、日本の演歌にも似ていた。「九寨溝(きゅうさいこう)」何とかという題名の歌も人気が高かったが、右の映像と同一かどうかは確認していない。いずれにせよ、日本で売り出せば大ヒットするだろう。 |