岡山の桃源郷
撮影は、すべて1997年4月12日(土)
- 桃源郷の本来の意味は“俗世の戦塵・転変から隔絶した別世界”(三省堂・新明解国語辞典)ということのようですが、ここでは文字通り、桃の花のふるさとをご紹介しています。
- ここは、岡山市近郊、岡山空港近くの里で撮影したものです。岡山は桃の産地として全国的に有名ですが、このあたりは特に桃畑やマスカットの温室などが点在し、4月上旬には美しい花が見られます。また、近くには、岡山白桃発祥の地の石碑などもあります。
- この季節、見物人は、あぜ道や近くの空き地などにマットを敷いて桃のお花見を楽しんでいますが、農家の方は、授粉作業でたいへん忙しい毎日を送っておられるそうです。
- この場所のことは、観光パンフや案内書には殆ど紹介されていないようです。妻から人づてに聞いて初めて知りました。このあたりも、本来の桃源郷の意味からはほど遠く、開発の波が押し寄せているそうです。特に、空港へのバイパス道路が完成し20分たらずで市内に到達できる距離になったため、空港関連施設やリサーチパーク関連施設の造成、ゴルフ場、宅地造成などが相次ぎ、この景色をあと何年楽しめるか、不安です。
桃の花を前景にしたヘールボップ彗星の写真(1997年4月12日撮影)
【写真左】1957撮影。50mm。45秒。ストロボ使用
【写真右】1959撮影。50mm。45秒。ストロボ使用
桃の花を前景にしたヘールボップ彗星の写真(1997年4月13日撮影)
この下の3枚の撮影地は、岡山空港北西側の龍王塚古墳近くの桃畑。
【写真左】2006撮影。50mm。45秒。ストロボ使用
【写真右】2008撮影。50mm。45秒。ストロボ使用