じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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「死ぬまでに一度は行ったぞ世界の絶景」を作ってみたが、その中で一番の絶景はやはり2004年8月のウユニ塩湖(ウユニ塩原)である。その後も各所を訪れているが、これをしのぐ風景には出合っていない。



2013年01月02日(水)

【思ったこと】
130102(水)アルバムサイトの視点/時間の流れを直線的に進む人生から、時計の針が回るような四季循環型の人生へ

 元日の日記にも書いたように、年末年始は風邪をひいてしまって、炬燵に入ってアルバム整理などの単純作業をしながら「療養」生活を送っている。その「成果」として、

死ぬまでに一度は行ったぞ世界の絶景

は予定の100枚に達してとりあえず完了。といっても、掲載できたのは2006年3月までの写真である。このアルバムサイトは、上限100枚を厳守する方針であるため、今後は、休日などに5枚程度を入れ替えながら更新していく予定である。

 もう1つの、

死ぬまでに一度は行ったぞ日本の絶景

のほうも、日本全国は網羅できないものの、古い写真を中心に100枚まで増やす予定である。

 これらのアルバムサイトを作成する第一の目的は、還暦までの人生を振り返る一手段として旅行写真を整理することにあり、基本的には自己満足の域を出ないものだと割り切っている。

 もっとも、せっかく公開するのであるから、アクセスしていただいた方に、こういう景色もあります、という情報を提供し、今後の旅行先選定の参考資料にしていただいたり、写真を通じて、絶景を楽しんでいただくことも目ざしていきたいと考えている。

 さて、今回のアルバムサイトを開設したlife-x(ライフ・エックス)では、掲載した写真を新着順(アップロード順)、撮影日順、コメント順(最新のコメントが書き込まれた順)のいずれかの順番で、個別クリックもしくはスライドショー表示できることになっている。しかし、写真を適宜追加していくやり方をとっている限り、新着順にはあまり意味が無い。コメント順も、双方向重視でない限りは特段の意味を持たない。では、撮影日順で表示させればよいのかということになるが、少なくとも国内の風景写真に限って言えば、閲覧者にとって必要な情報は、
  • どの場所の写真?(=位置情報)
  • いつの季節の写真?(=撮影の月日)
だけであり、それが2005年に撮影されたのか、2010年に撮影されたのかといった撮影年は、特定年のイベント写真を除けば全く意味をなさないと考えるに至った。例えば、雪をかぶった富士山の写真をアルバムサイトに掲載する場合、撮影者自身にとっては、それが何年に撮影されたものであるかという記録は何らかの思い出をよみがえらせるかもしれないが、不特定多数の閲覧者の立場から言えば、それが、どこで、何月何日頃に撮影されたものなのかということだけが重要であって、撮影年という情報は大した意味をなさない(強いて言えば、その年が雪の多い年であったかどうか程度)。

 ということで、今回、国内アルバムに関しては、撮影年はすべて2012年という1年間に撮影されたというように設定変更して、撮影月日順に写真を並べてみることにした。年月日順で表示するよりもこちらのほうが、季節のうつろいに従って少しずつ自然が変化していく様子が捉えやすくなるのではないかと思う。

 さらに、私自身にとっても、年月日順よりも(年は区別しない)月日順のほうが、四季の風景カレンダーのような表示になって、より楽しめるようになったような気がする。じっさい、子どもたちと一緒に家族旅行をした時の写真であれば撮影年は重要であるが、子どもたちが独立して、夫婦あるいは私一人でどこかを訪れるという歳になってしまうと、それが、3年前の写真なのか5年前の写真なのかということは殆ど意味をなさなくなってしまう。おそらく、定年退職ともなればその傾向はさらに強まり、不可逆の時間の流れを直線的に進む人生から、時計の針が回るような四季循環型の人生(そして、年が明けても再びその針が動き続けることを喜べるような)に変わっていくものと思う。