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ウォーキングコース沿いで見かけた『ネリネ・ボーデニー』と思われる花。時季外れの開花かと思ったが、過去日記を検索したところ、 というように、11月下旬〜12月に開花する性質のあることを思い出した。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「ジングルベルはナンパソング」 12月20日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
さて、ジングルベルのベルと言えば「サンタクロースが乗ったソリをひくトナカイの首につけられた鈴」を連想しがちであるが、放送では、「『ジングルベル』のベルは馬のしっぽについている鈴」が正解であると説明された。アメリカの文学やポピュラー音楽を研究している大和田俊之さん(慶應義塾大学)&ナレーションによる解説は以下の通り。 なお、大和田さんの所属が法学部となっていたことについて、なぜ法学部の専任教員が文学や音楽を研究しておられるのだろうと疑問が生じたが、こちらのデータベースを拝見したところでは間違いないことが分かった。こちらの教員一覧によれば、法学部には法律学科と政治学科のほかに『学科共通科目』という教育体制があり、その中には大和田さんの研究分野のほか、自然科学系の分野まで含まれていることが分かった。おそらく全国の多くの大学で教養部が廃止されるという流れの中でポストの異動があったためではないかと推察される。ちなみに法学部を支える3つの柱というコンテンツには、 ●社会のルールを作るには、法律・政治のことだけがわかっていればよいわけではありません。歴史などを学ぶ人文科学、科学技術などを理解する自然科学、そして、世界で活躍するには外国語の習得も必要です。 というように、法律・政治以外の分野を学ぶことの積極的な意義が強調されていた。 ということで元の話題に戻る【以下、要約・改変あり】。
ではなぜ『ジングルベル』がクリスマスソングになったのか?このことについては以下のように解説された。
ここからは私の感想・考察になるが、『ジングルベル』のネタは以前にも聞いたことがあったはずだと、この日記を検索したところ、2011年3月24日の日記で、宮澤章二さんの訳詞を取り上げていたことが分かった。【このほか2012年8月19日の日記にはジングルベル逆再生へのリンクがあった。】 今回の放送では、 ●発売当初、『ジングルベル』はまったく人気が出なかった。しかし、1898年、アメリカでクリスマスをテーマとした曲のメドレーの1曲として収録され、それがヒットし、クリスマスの曲として定着していった。 と解説されていたが、ウィキペディアでは、 ●最初につけられた歌の名前は、One Horse Open Sleigh(1頭立ての橇)であった。【中略】大変好評であったため、クリスマスでも歌われ、その後アメリカ中に広まっていき、タイトルもジングルベルに変わった。 となっていて、放送では「当初は人気が出なかった」とされていたところが「大変好評であったためクリスマスでも歌われ」となっていて、最初から人気が出ていたような記述になっている。放送では「アメリカでクリスマスをテーマとした曲のメドレーの1曲として収録され」というのが人気が出たきっかけであるとされていたが、たまたま収録された後で人気が出たのか、それともすでに人気がありクリスマスソングになっていたものがさらに高い人気を得たのかは、もう少し証拠が揃わないと何とも言えない。 放送では元の英語の歌詞を直訳した日本語歌詞を秋川雅史さんが熱唱されていた。念のためDeepLで翻訳してもらったところ、放送内容とは若干異なり、以下のようになった。 Dashing through the snow, in a one-horse open sleigh, DeepLの翻訳はほぼ正確だが、2番の歌詞の「a drifted bank」は「流れついた土手」ではなく秋山さんが歌った「雪の吹きだまり」とすべきであったようだ。 あと放送では全く言及されなかったが、ジングルベルの「ジングル」とは何だろうか? Copilotに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 「ジングルベル」の「ジングル」は、ベルが鳴る音を表す擬音語です。英語の「jingle」は、小さく響く鈴の音を意味します。ですので、「ジングルベル」は、鈴の音が響く様子を表現しています。 このフレーズは、クリスマスの歌「ジングルベル」の中で使われており、そりに乗って楽しい時間を過ごすことを描写しています。鈴の音が心地よく響く冬の景色を思い浮かべることができますね。さらに、「日本語の擬音語に直すと「リンリンリン」、「シャンシャンシャン」、「チンチンチン」、「カンカンカン」などのどれに近い音でしょうか?」と尋ねたところ、 英語の「ジングル」という音を日本語の擬音語に変換する場合、「シャンシャンシャン」が最も近いと思います。「ジングル」は軽やかで明るい鈴の音を表現しており、「シャンシャンシャン」も同様に軽快な鈴の音を連想させます。という回答をいただいた。 次回に続く。 |