じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ | 「コクリコ坂から」へのツッコミ。↓の記事参照。 |
【思ったこと】 130113(日)アニメ「コクリコ坂から」へのツッコミ 1月12日から14日の三連休に、 ●コクリコ坂から(2013年1月11日 金曜ロードSHOW!) を録画再生で視た。 番組紹介記事によれば、このアニメは宮崎吾朗が演出を手掛けるスタジオジブリ作品。東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。高校生の海(うみ)と俊は、そんな事件の中で出会い、心を通わせるようになるという内容であった。 横浜が舞台であるということを知らずに視たので、最初はどこかの離島か神戸の話かと思ったが、そのうち立派な建物の高校、そして、桜木町の駅などが出てきて横浜であることが分かった。 ウィキペディアの当該項目によると、このアニメの原作【高橋千鶴(作画)・佐山哲郎(原作)】は『なかよし』(講談社)にて1980年1月号から同年8月号まで連載された全8話。制作発表から何十年も前に宮崎駿の山小屋に彼の姪や甥が遊びにきていて少女漫画雑誌が置いてあり、その中に載っていた原作漫画を気に入った駿が長年映画化を検討していたが、『借りぐらしのアリエッティ』制作中に正式に映画化されることが決定したとのことである。但し、原作のストーリーとは著しく異なり、原作の制服廃止運動の代わりに高校の文化部部室棟「カルチェラタン」取り壊し反対運動という設定。また、海と俊のあいだの兄妹疑惑が生じた経緯も異なっており、全体として、生徒会長の水沼史郎の役割は小さく、他にも、登場人物がかなり整理されているとのことであった。 兄妹疑惑というと、真っ先に『冬ソナ』が浮かんでしまう私であるが、今回のアニメは91分という短さもあって、疑惑が解消するプロセスがアッサリしすぎていて物足りない気がした。海と俊が出逢うきっかけやその後の交際も、冬ソナほどドラマチックではなかった。「カルチェラタン」住人の活動内容や机の上の辞書類などは、どうみても大学生レベルであって、高校の部室としてはかなりの違和感があった。 以上述べた物足りなさはあったが、還暦世代にもそれなりに楽しめるアニメではあったと思う【※】。 [※1/14追記]妻によれば、このアニメの主題は「信頼の大切さ」である。海の母親への信頼、海の母親(良子)の夫への信頼、風間昭雄、沢村雄一郎、小野寺善雄、立花洋らの友情と信頼がしっかりしていればこそ、それぞれの一言が真実として受け止められた。また、隠したり嘘をつく必要もなかった。であるからして、疑惑があっさりと解消したのは当然。 以下、ストーリーとは全く無関係のツッコミをいくつか
|