じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 130218(日)「ALWAYS 三丁目の夕日'64」は生涯最高の映画かも 2013年2月15日に『金曜ロードSHOW!』で放送された表記の映画を録画・再生で観た。ウィキペディアの当該項目によれば、この映画は、2012年1月21日に公開され、初日2日間で興収5億5,566万3,750円、動員42万1,274人、2012年度では34.4億円の興行収入を上げたそうであるが、私の知る限り、岡山近辺の映画館では上映されなかった。もっとも、昨年夏のアラスカ・ハイキングの往復の機内(大韓航空)でこの映画を鑑賞する機会があり、小さな液晶画面越しではあったが、涙が出るほど感動したものであった。 第1弾、第2弾をしっかり観ていたこともあって、登場人物それぞれの成長もよく分かった。東京オリンピック開催にわく高度成長期にあって、あえて良心的な医療を目ざす菊池孝太郎の生き方も、あれから50年を経た今に通じるものがある。このところアベノミクスとやらで、株式、外国投信、リートなど、バブルの再現を連想させる急上昇が続いているようだが、どの時代にあっても、地道で誠実な生き方を大切にしたいものである。 出演者のお一人の堀北真希さんは、「篤姫」、「梅ちゃん先生」などでのご活躍もあるが、私にはやっぱり、この星野六子役がいちばん光っているように思える。私が大学院生の頃から活躍していた薬師丸ひろ子さんも同様で、鈴木トモエ役がとても似合っている。余談だが、この映画の冒頭に出てきた電器屋さんが蛭子さんだったとは、ウィキペディアを閲覧するまで全く気づかなかった。 この映画に感動するもう1つの理由は、私の子ども時代と重なる点にある。もっとも1964年と言えば、私自身はまだ12歳であったので、この映画で言えば、紙飛行機を飛ばそうとしている小学生と同じ年齢となる。また、登場人物それぞれが今も生きていたと仮定すると2013年には、六子さんは今ではおおむね70歳、鈴木則文や茶川竜之介はそれより20歳以上は年上のはずだから90歳代になっているはず。こういう設定で第4弾を制作するのも面白いかもしれない。 あと、この映画に出てきた商店街は完全CGかと思っていたら、なっなんと、岡山県西大寺の五福通りでロケが行われたということであった。西大寺だったら、車でも電車でも1時間以内に行かれる近場である。3年ほど前に一度緑化フェアで西大寺まで行ったことは無かったが、こういう商店街があることは全く知らなかった。こんど、何かの機会に訪れてみたいと思う。 |