じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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農学部農場の桃の花が見頃となっている。写真下は、ヤギ牧場からの遠望。全国広しといえども、ヤギと桃の花を同時に見られる場所は、ここだけ? |
【思ったこと】 130406(土)さらば、無料の公開アルバムサービス(2) 昨日の日記で、じゃらんのおでかけガイド、楽天フォト、Sony系の公開アルバムサイト、Life-Xが、廃止または別サービスに移行されたことにふれた。 無料サービスはどれもそうだが、提供者側の一方的な都合で廃止、改変されても、利用者側には何も文句を言えないという弱みがある。もっとも、上掲の3サービスいずれも、廃止に至らざるを得なかったそれなりの理由があるとは思えた。要するに、公開アルバムというのは、思ったほどにはアクセスが少なく、スペースの大部分が少数の熱心な人たちだけで占められてしまうという傾向があり、ビジネスとしては成り立たないのである。 今回、実質的に廃止となるLife-Xの場合、全期間で一番アクセスが多いアルバムは56276であるが、閲覧数1万を超えているのは7アルバムのみで、第20位は4489、第40位は1430、第60位は905、というように指数分布的に急激に減少していることが分かる(2013年4月6日現在)。この程度の規模で無料サービスを提供し続けても企業側にはメリットはなさそう。 昨日も書いたが、もともと公開アルバムなどというのは自己満足そのものであって、プロの写真家の作品ならともかく、素人の他人が撮った写真などを好きこのんで見に来る方はそんなにはおられまい。撮影者にとっては懐かしい写真であっても、他人から見ればつまらない風景ということはいくらでもあるものだ。じっさい、私なども、楽天ブログ経由で何人かの方の園芸関係の写真を拝見したり、海外旅行の行き先検討のために、過去に同じ場所に行かれた方の旅行アルバムを拝見する以外には、わざわざ時間をかけて他者のお写真を閲覧するということはまずありえないことである。 では、そのことが分かっているのになんで、ネット上で写真を掲載し続けるのかということになるが、1つには、何らかの形で記録に残しておきたいという気持ち、要するに、個人的な体験などというのは砂丘の砂紋のようなもので、ちょっと風が吹けばすぐに吹き飛んで消えてしまう。画像に残し、他の方に見ていただけば、多少なりとも失われるものが少なくて済むという気持ちが働いているためではないかと思う。また、ふだんはアクセスが殆どなくても、突然、何らかの検索でヒットし、利用していただけるという資料価値がある写真も皆無とは言えない。じっさい、私が公開した写真の中でも、昭和30年代の写真は、演劇のポスターとかテレビ番組の1カットとして何度か利用していただいているし、同じ場所に住んでいた方からメールをいただく場合もある。私が死んだあとも、一部のアルバムサイトは、どこかに残してもらうよう、子どもたちに頼んでおきたいと思っている。 |