【思ったこと】 130516(木)「おにぎり」と「おむすび」の違い
食堂が混雑していたため、木曜日の昼食はコンビニで「おにぎり」を買った。弁当やサンドウィッチではなくておにぎりを選んだのは、前日に、
NHK すイエんサー 「超おいしいおにぎりを作る」スゴ技公開!
という番組を録画再生で視たばかりであり、久しぶりに食べてみたくなったためでもあった。
おいしいおにぎりを作るスゴ技は、リンク先にも記されている通りで、
- おにぎりをしっかり握ると、お米がぎっしり詰まってしまい口の中でもほぐれにくくて、時間がたつとかたくなってしまう…。
- お米はとがずに、3回くらい水をかえて軽く洗う!
- ごはんが炊けたら、すばやく寿司おけなどに広げて、うちわであおいで余計な水分を飛ばす!
- 握らず、手の中で転がしながら形を整える! ふんわりと形を整える程度でOK。
といった点にある。要するに「おにぎり」は「握るもの」だと思いがちであるが、「おむすびころりん」の歌のように「手の中で転がすようにして形を整える程度でOK」であって「握ってはいけない」、「おにぎり」ではなく「おむすび」を作るのがコツというような内容であった。
念のため、ウィキペディアで、「おにぎり」と「おむすび」の違いを調べてみたが、いろいろな説があり、結局は「どうでもいい」という結論に行き着くようにも見えた。主たる俗説(抜粋)は以下の通り。
- おにぎりは形を問わないが、おむすびは三角形という説。
- おにぎりが三角型で、おむすびは俵型という説
- 米を握り固めた状態がおにぎりで、おにぎりをわらで巻いて運搬しやすくした状態がおむすび説
- 丸形で海苔(しめった海苔)が全面を覆うのがおにぎり、三角で乾いたパリパリの海苔が一部を取り巻くのがおむすびという説
- おにぎりの呼び名は江戸時代からの呼び方で、おむすびの呼び名はそれ以前からの古くからの呼び名。
- 東日本でおにぎり、西日本でおむすびと別名でよんでいたのが混交したという説
- 握り飯またはおにぎりの方が歴史が古く、その女房言葉もしくは丁寧語としておむすびといったという説
- ハワイなど明治期に多くの移民が移り住んだ諸外国では、おにぎりではなく「MUSUBI」という呼称が一般的となっている。これは、「おむすび」という呼称が優勢である地域の出身者が多かったためであろうとも考えられる。
でもって、私自身は子どもの頃にどういう呼び方をしていたのか、ということになるが、どちらも区別なく使っていたようで、記憶が定かではない。但し、コンビニおにぎりが登場したあとでは、何を食べようかと区別する場合には「おむすび」ではなく「おにぎり」を使う。また、おにぎりの中で個別の商品を選ぶ時には、上掲写真のラベルにもあるように「○○むすび」という呼び方をしているような気もする。これはおそらく、にぎり寿司と区別するためではないかと思う。例えば「鮭にぎり」と言うと、普通は、握り寿司の鮭を連想するが、「鮭むすび」と言えば、鮭が入ったおにぎりという意味にとれる。あと、握り寿司との区別とは異なる理由によるものと思うが、「海苔むすび」という言い方はあるが、「海苔にぎり」とは言わないように思う。
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