じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大珍八景「水田のパラレルワールド」の夕日 昨日に続いて、農学部農場の水田の写真。昨日同様、パラレルワールドが上になるように写真の上下を逆さにしてある。 |
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【思ったこと】 130608(土)世界禁煙週間(4)なぜ喫煙者を攻撃的に非難するのか 5月3日に執筆を開始した岡大敷地内喫煙ゼロをめざす安全衛生委員活動日誌では、
こうした表現は、行動分析学的には正しくないとされている。行動分析学では、
その一番の理由は、そういう形で、攻撃的に非難すること、さらには、「こんなところでタバコをする人なんて嫌いっ!」、「あの先生は立派な先生だと思っていたが、こんなところに吸い殻を捨てるなんて、見損なったわ」、というように、社会的な嫌子を付加することこそが、キャンパス内での喫煙行動を弱化する上で最も有効と考えるからである。 「タバコをやめますか、それとも生きるのをやめますか」というようなスローガンが貼られていたとしても、それを見ただけで喫煙者がタバコを止めることはまずありえない。なぜならば、「タバコをやめなかったら死ぬ」とか言われても、吸ったとたんに突然死するわけではない。何十年か経ったのちに、肺がんにかかるか、その他の死亡リスクの確率を高めるだけであって、弱化の随伴性の必要条件となるような、「行動の直後の、目に見える結果」は伴っていないのである。 「タバコをやめますか? それとも人間やめますか?」(こちらやこちらに同一スローガンあり)は、そういう点では、「生きるのをやめますか?」よりは、より効果的であろう。しかしその場合も、「タバコを続けていたら人間をやめることになる」という具体的な結果が直ちに随伴しなければならない。そういう意味では、喫煙行動の直後に周囲の人間が攻撃的に「人間失格だ」と非難することこそが、最も有効であると考えられる。 次回に続く。 |