じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 今回の旅行では、アシアナ航空の関空→仁川(乗り継ぎ)→タシケント路線を利用した。写真上が示す航跡にあるように、仁川・タシケント便は、北京上空からモンゴル国境すぐ南、さらにウルムチ付近を西南西に進み、天山山脈を越えて、イシククル湖の南側を通過した。

 天山山脈上空を通過した時は日本時間ではすでに23時を回っていたが、まだ明るさは残っており、夕暮れの中、飛行機の右側の窓から、ハン・テングリ(キルギス語: Kan Tengir、ウイグル語: Khan Tengri、中国語: 汗騰格里峰、英語Khan Tengri)、さらに、わずかに光るイシククルの湖面を眺めることができた。写真上から3枚目の矢印の先がハン・テングリ、また写真いちばん下の楕円内のあたりがイシククルではないかと推測される。天山山脈最高峰のポベーダ山(ロシア語: Пик Победы Pik Pobedy、英語Jengish Chokusu)のほうも見えていたはずだが、山の形に特徴が無いので、どこにあるのかははっきり同定できなかった。(航跡と照合すると、上から2枚目から4枚目の写真の、ハン・テングリより手前にある高峰である可能性が高い)。

 天山山脈の上空はこれまで何度か通過したことがあったが、いつも雲に覆われていて、ハン・テングリのあたりを眺めることができたのはこれが初めてであった。もう少し早い時間であればもっとはっきり見えたのに...、とも思ったが、日没後になって雲が晴れてきた可能性もあり、逆にラッキーであったと言えるかもしれない。


2013年08月20日(火)

【思ったこと】
130820(火)高齢者における選択のパラドックス〜「選択の技術」は高齢者にも通用するか?(1)

 NHK・Eテレで、アイエンガー先生のコロンビア白熱教室の再放送が行われている。8月23日には、いよいよ、最終回:

第5回 「幸福になるための技術」

が放送され、8月27日と9月3日には、引き続いて、「コロンビア白熱教室@慶応ビジネススクール」の再放送が行われる予定となっている。

 以前、アイエンガー先生のTEDのスピーチについてこちらで取り上げたことがあり、また、7月19日以降のWeb日記で、シュワルツの著書『選択のパラドックス』の一部を取り上げたことがあった。

 もっとも、両先生の講演や著書は、どちらかと言えば、これからの進路を選択する若者向けに発せられたものであり、(還暦からまもなく1年を迎えるような私を含めて)高齢者には必ずしも当てはまらないように思う。そこで、7月19日以降の連載の続編として、高齢者における選択のパラドックスについて、さまざまな観点から考えてみたいと思う。とりわけ、施設に入居しているお年寄りの場合には、日々の生活の中で能動的に選択できる機会が限られており、また、施設スタッフがいろいろなチョイスの機会を提示しても、当事者にとっては「どうでもいい選択」になってしまう可能性もある。この問題については、以前、

高齢者のQOLの評価・向上のための行動分析学的アプローチ

でも論じたことがあるが、シュワルツやアイエンガーの主張との照合はまだ行っていなかった。

次回に続く。