じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山駅との往復には津山線を使うことが多い。写真は、土曜日午後にたまたま乗った「NARUTO‐ナルト‐列車」。もっとも私は、ナルトが何であるのか全く知らない。

 写真一番下は、行きがけに乗った別の列車の中にあった注意板。いずれも、迷惑であることは常識だと思うが、わざわざ注意書きを掲示しているということはそれが守られていないという証拠だろうか。もっとも、注意書きをちゃんと読むような道徳者はもともとそんなことをしない。一方、そういうことをするヤツはそもそも注意書きを読まないだろうから、改善効果には結びつかないようにも思う。これは、岡大敷地内各所に掲示されている禁煙ポスターの効果と同様。こちらの日誌にもたびたび記しているが、敷地内で吸い殻をポイ捨てするような不道徳者は、そもそも禁煙のポスターなどに目を向けないし、それが見えていても平気で無視してポイ捨てする。けっきょく、迷惑行為を見つけるたびに個別に注意を与え、本人が納得するまで徹底的に説得し、それでも従わない場合は罰的に排除するほかはあるまい。


2013年12月15日(日)

【思ったこと】
131215(日)マヤ文字と漢字と日本語

 12月7日放送の

NHK地球ドラマチック「古代マヤ文字を解読せよ」
を録画再生で視た。

 リンク先の番組紹介サイトには
長い間、謎とされてきた古代マヤ文明の文字。近年ようやく解読に成功、高度な文明の知られざる歴史が明らかになりつつある。超難解な文字はどのように解読されたのか。

中米で栄えた古代マヤ文明は、独特の絵文字を使っていた。16世紀、スペインがこの地を征服した際に、スペイン語を強制され、マヤ文字による書物が焼きつくされたため、誰も読めない文字となってしまった。19世紀以降、多くの研究者が解読に挑戦し、数字や暦を読めるようになったものの、文法が難解で文章としては解読できなかった。突破口を開いたのは、あるアメリカ人の少年だった…。(2008年アメリカ)
と記されており、元の放送が2008年とあることから、2013年現在ではさらに解読が進んでいるものと思われる。

 マヤ文字のうち数を表す文字については早くから解読され、マヤ文明で天文学や暦の知識が相当に進んでいたことが裏付けられたが、それ以外の文字については、文字の種類が非常に多いことと、規則性が見つけにくいことから、長いこと解明されてこなかったという。番組放送当時で分かったことは、
  • 同じ意味、同じ発音の言葉でも、特定の一図形で単語を表す(表意文字)場合と、音節文字の組み合わせでひとつの単語を表す場合とがある。
  • 同じ語を表す場合でも、同じ文字を繰り返し使うことを避けようとしたり、芸術性を高めるために複雑な文字を使う場合もある。
  • 石碑に刻まれた文字は王朝史を綴ったものであり、それを読むと、この地域で都市国家間のさまざまな争いがあり、必ずしも天文学を好む平和な生活が続いていたわけではないことが示唆される。
といった内容であった。

 番組を視ていてまず驚いたのは、このマヤ文字が、漢字と同じような成り立ち・特徴を持っていること(部首、異字体、仮借義など)、表意文字と音節文字が並存していて、日本語の「漢字+かな」によく似た特徴を持っているという点であった。マヤ文字の解読は主として欧米の研究者によって行われてきたようだが、漢字に慣れ親しんでいる東アジアの研究者が早期から解読に取り組んでいたら、遥かに早く、謎が解かれていたのではないかと思われた。