じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 三が日は散歩以外はどこにも外出しない予定であったが、年末年始に録画した番組をダビングするためのDVDが底をついたので、スペースワールド近くのホームセンターまで買い物に行った。
 写真はスペースワールドのシンボル、スペースシャトル「ディスカバリー号」の実物大モデル。ちなみに、私はスペースワールドには一度も入園したことが無い。


2014年1月4日(土)

【思ったこと】
140104(土)100分 de 幸福論(1)

 1月2日に放送された、NHK100分de名著のお正月スペシャル:

「100分 de 幸福論」

を録画再生で視た。

 「100分 de 名著」はほぼ毎月録画再生で視ているが、
  • それぞれの名著についての先入観、固定観念を払拭し、新たな読み方を教えてくれる
  • 難解で敬遠していた本について、とりあえず100分間でわかりやすく解説してくれる
などの点で大いに勉強させてもらっている。最近紹介された、『古事記』や『アラビアンナイト』なども、それまで私が持ち続けていた先入観を大きく変えてくれた。

 さて、今回のスペシャルは、『古今東西の「名著」を、25分×4回、つまり100分で読み解く」というスタイルとは異なり、文学、経済学、哲学、心理学の4人の専門家がそれぞれの分野の名著を紹介し、幸福について多角的に考察するという取り組みであった。じっさいに取り上げられた名著は、
  • 文学:島田雅彦氏 『好色一代男』&『好色一代女』井原西鶴
  • 経済学:浜矩子氏 『国富論』アダム・スミス
  • 哲学:西研氏『精神現象学』ヘーゲル
  • 心理学:鈴木晶氏『精神分析入門』フロイト
であり、いずれも大いに勉強になった。但し、心理学の名著としてフロイトが挙げられたのは若干不満が残る。なぜなら、全国の大学の心理学教室の中でフロイトを体系的に教えているところは希有であり、鈴木晶先生ご自身も、ウィキペディアでは「日本の評論家、翻訳家。法政大学教授。専門は文学批評、精神分析思想、舞踊史など。」と紹介されており、心理学の研究者ではないからである。まもなくセンター試験や個別学力試験が始まるが、受験生が「フロイトを学びたい」という志望動機で心理学関係の学科や学部を受験し、入学後に「こんなはずではなかった」というカルチャーショックを起こさないことを願う。

次回に続く。