じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
文法経グラウンド隅に出現した「キノコ人間」。このキノコは毎年出現しており、キクメタケかムラサキホコリタケと推定される。
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【思ったこと】 140701(火)長谷川版「行動分析学入門」第10回(10)嫌子出現の随伴性による弱化(10)刺激弁別(1) 好子出現の随伴性と同様、嫌子出現の随伴性においても刺激弁別が行われます。すなわち、
具体例を挙げると、
嫌子出現の随伴性において、刺激弁別は、環境適応の上でも重要です。すでに述べたように、世の中は危険に満ちています。嫌子が出現するような行動とは、危険な事態を招くような行動であり、再び過ちを犯さないように弱化させることが適応的と言えます。しかし、あらゆるリスクを避けて「何もしない」のでは、食物を獲得することさえできず、飢え死にしてしまいます。野生の動物が、リスクを承知の上で巣穴から這い出て餌を探し回るように、我々人間も、日々、事故や災害や犯罪のリスクを承知の上で外出します。適切に刺激弁別ができるということは、リスクを回避しながら適応上必要なオペラント行動を遂行し続けるという点できわめて適応的と言えるでしょう。 次回に続く。 |