じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 140927(土)日本心理学会第78回大会(18)ACTとマインドフルネス(13)指定討論(5)第三世代の行動療法 昨日の続き。 指定討論ではもう1つ、「第三世代」に関する話題が取り上げられた。孫引きになるが、この呼称は、ACTの創始者でもあるHayesの2002年や2004年の著作の中で定義されており、「実証的な原理中心のアプローチを基盤に心理的現象の形態だけでなく、文脈と機能に対して特に敏感」であり、「直接的で説得的な技法に加え、文脈的で体験的な変化の方略を強調する」というように特徴づけられているとのことであった。このことに関して、第二世代の「セルフモニタリング」や「エクスポージャー」の言葉を「マインドフルネス」や「アクセプタンス」に置き換えただけでは意味が無いこと、手続論(ある内的現象を生じさせるための手順)と現象論(手続が丁寧かつ十分に遂行された際に生じる治療的に意味のある状態)をめぐる議論があった。 また、これまでの認知行動療法、行動療法、応用行動分析に対する、マインドフルネスやアクセプタンスのポジショニングとして、
ということで、今回の連載はこれをもって終了。 |