じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡大西門・西側花壇にコスモス。コスモスの花は7月頃から咲き始める品種もあるが、やはり、この季節に咲く花がいちばん似合っている。


2014年10月8日(水)

【思ったこと】
141008(水)皆既月食終わる

 10月8日の夜はよく晴れ、皆既月食の一部始終を眺めることができた。皆既月食は小学生の頃から何度も見ているが、よく晴れて状態で眺められたのは数回程度。雲に遮られなかったので、皆既食中の赤黒く輝く月がばっちりと見えていた。【楽天版(10/8付け)に写真あり。】
  • 部分食の開始:18時14分
  • 皆既食開始:19時24分
  • 食最大:19時54分
  • 皆既食終了:20時24分
  • 部分食終了:21時34分
 今回の皆既月食は、月が地球の影の中心ではなく、北側半分を通過するため、北西方向(写真では上側)が若干明るく見えていた。【食分は1.171】。ちなみに、来年4月4日夕刻の皆既月食は食分が1.006とのことで、皆既食の継続時間は13分足らずとなる。リンク先の写真では、皆既月食中でも月の一部がかなり光っているが、来年はもっと明るい状態のまま過ぎるものと思われる。

 なお、食分というのは面積比ではなくて、直径をもとに計算されるという。【こちらに詳しい説明あり。】要するに、月の中心と地球の本影の中心を結ぶ直線を引いた時に、その線上で、本影の縁をA、月の縁でAに近い方の点をB、遠い方の点をCとし、AC/BCという比が食分の値となる。食分1.00というのは、本影の縁に接するように、月が本影の内側を通過した瞬間のことであると理解できた。

 ネットで検索したところ、こちらに、月食の食分が最大となる瞬間と満月の瞬間が数分ほどずれることを説明した図が載っていた。これって、高校の学力検査の問題なのね。ちなみに、今回の月食の場合は、食最大の瞬間は19時54分、満月は19時51分で、満月の瞬間のほうが3分ほど早い。

 皆既月食のほうは、今回だけでも十分に堪能したが、皆既日食は機会があれば、どこぞに見物にいきたいとは思っている。こちらの情報によると、2035年までの皆既日食は以下のようになっている。
  • 2015年 3月20日 2分47秒 北大西洋・スバールバル諸島・北極海
  • 2016年 3月 9日 4分10秒 インドネシア・北太平洋
  • 2017年 8月21日 2分40秒 北太平洋・アメリカ・中部大西洋
  • 2019年 7月 2日 4分33秒 南太平洋・チリ・アルゼンチン
  • 2020年12月14日 2分10秒 南太平洋・チリ・アルゼンチン・南大西洋
  • 2021年12月 4日 1分54秒 南極
  • 2023年 4月20日 金環皆既食 インド洋・インドネシア・中部太平洋
  • 2024年 4月 8日 4分28秒 中部太平洋・アメリカ・北大西洋
  • 2026年 8月12日 2分18秒 グリーンランド・北大西洋・スペイン
  • 2027年 8月 2日 6分23秒 北大西洋・北アフリカ・アラビア半島・インド洋
  • 2028年 7月22日 5分10秒 インド洋・オーストラリア・ニュージーランド
  • 2030年11月25日 3分44秒 アフリカ南部・インド洋・オーストラリア南部
  • 2031年11月14日 金環皆既食 中部太平洋・パナマ
  • 2033年 3月30日 2分37秒 アラスカ・北極海
  • 2034年 3月20日 4分10秒 中部大西洋・中部アフリカ・中東・中国
  • 2035年 9月 2日 2分54秒 中国・日本・北太平洋

 このうち、興味があるのは2017年8月21日の北米だが、かなり混雑しそうな気配。2019年以降は私の定年退職(2018年3月31日)以降となるので、いつ何時日食があっても出かけることは可能だが、果たして健康体でいられるかどうか。私の夢は、2035年まで長生きして(83歳)北関東で自分の目で皆既日食を眺めることだが、どうなるかは分からない。