じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 「「岡山県 落とし物未然防止検討会」が作成した「忘れないで!」のポスター。研究室等のドアにも貼らせてもらった。↓の記事参照。



2014年12月03日(水)

【思ったこと】
141203(水)「忘れないで!」のポスターを貼っても忘れるわたし

 「「岡山県 落とし物未然防止検討会」が作成したポスターを、少し前に、私自身の研究室や学生用データ解析室のドアに張らせてもらったのだが、その後も、日々、忘れてばかりの私である。

 特に多いのが、報告書類などの提出締め切りの日、会議の開催日・時刻など、日時に関する「忘れ」である。これには、
  1. 会議などがその日に予定されていること自体を忘れる
  2. 締め切りや開催予定の日時を取り違える
という2種類がある。私の場合、重要な日程はすべてネット上の予定表に書き込んでおり、一日数回以上はそれをチェックしているので、その限りではミスは起こりにくい。しかし、何らかの錯覚で、日時そのものを取り違えてしまうと、日程表のチェックだけでは防げなくなってしまう。

 締め切り自体を忘れてしまうというのは、おおむね、予定表に書き込んでいないために起こる。会議の開催日と異なり、締め切りのある作業というのは、当日よりもっと前の時点から準備に取りかかる場合が殆どであるが、複数の作業が次々と課せられてしまうと、優先順位の低い作業は後回しになって、いつの間にかそれがあること自体を忘れてしまう。

 もっとも、忘れることの多い傾向は私だけではないようだ。先日も、某教員から、来年度授業計画書の提出を督促された。これはしまった、と思って、さっそくお詫びのメールを送ったのだが、その後、メールの送受信記録を精査してみると、1週間ほど前にすでに当該書類を送信していることが判明した。そのことを某教員に伝えると、先方のほうから、受け取ったことを忘れていましたという詫び状が来た。けっきょく、私のほうは送信していたことを忘れており、先方は受信していたことを忘れていたわけだ。今後ますます忘れる傾向がひどくなると、「やぎさんゆうびん問題」に陥りかねない事態であった。

 冒頭の「落とし物対策」でもそうだが、じつは、「忘れないでね!」ポスターそのものの効力は殆ど無い。日常生活行動の中で、落とし物チェック行動を習慣化すること、重要な持ち物を運ぶ時には、胸のポケット、いつも使うカバンの同じポケット、さらにはストラップにくくりつけるなど工夫し、感覚刺激レベルでも、モノが揃っていない時にはいつもと異なる刺激を感じるように配慮しなければならない。

 なお、物忘れが多くなった私であるが、ここ数ヶ月以内に何を忘れたのかという記憶はほぼ100%残っている。これはおそらく、忘れたこととネガティブな結果が結びつき、その分想起しやすくなったものと考えられる。ということを書いた時点で、昨日夕刻に使用したリソグラフのカードを置き忘れてきたことに気づいた。朝一番に取り戻しに行かなければ...。

追記]置き忘れていたカードは無事に見つかった。