じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
3月25日は卒業式が行われた。毎年、この日には季節の花を飾ることにしている。花桃、ミモザ、ジャノメエリカの3種が定番となっている。 |
【思ったこと】 1から始まる数をよく見かけるのはなぜか?(1)ベンフォードの法則 日常生活では、年月日、気温、時刻、車のナンバー、口座番号、チケット番号、....というように、さまざまな数値を見かけるが、それらを手当たり次第にメモしていくと、なぜか「1」から始まる数値が多いように思われる。 例えば、
西暦や平成の数値も同様である。西暦元年以降の最大値は今年で2015となっており、このうち西暦1000年から1999年が半数近くを占めている。平成の場合も、平成27年までのうち、平成1年と11年から19年までの11/27が「1」から始まっている。 もちろん、何らかの測定値の場合は、正規分布、二項分布、ポワソン分布、...というように何らかの分布に依存することが多いので、必ずしも上記の通りにはならない。とはいえ、日常生活のあらゆる数値を手当たり次第にメモしていけば、「1」で始まる数値が多いということに気づくであろう。 しかし、上記の理由以外にも、「1」で始まる数が多くなり理由があるようだ。じつは、この話題を唐突に取り上げたのは、アンテナ経由で拝読しているこちらのコラム(「その2」となっているが、「その1」の誤植のようだ)で、ベンフォードの法則が紹介されていたからである。リンク先のウィキペディア該当項目には、電気料金の請求書、住所の番地、株価、人口の数値、死亡率、川の長さ、物理・数学定数、冪乗則などがあてはまると紹介されていた。ちなみにこの法則は、比率に多少の差はあるものの、位取り記数法である限りは、十進数以外でも成り立つ。 次回に続く。 |