じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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このところ雨が多く、大学構内のソメイヨシノは咲いている花よりも落ちた花びらの絨毯のほうが目立つようになった。
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【思ったこと】 米国の子どもたちの野球離れ? 4月7日のモーサテで、米国の子どもたちの間で野球離れが進んでいるという記事を紹介していた。具体的にどのようなデータに基づいているのかは分からなかったが、少年チームの人集めに苦労したり、地方の野球場グラウンドが荒れ放題になっているといった内容であった。 ネットで検索したところ、似たような話題は数年前から伝えられており、とりわけアフリカ系米国人の野球離れが進んでいるようである。理由として、
このうち、奨学金については、プロ野球選手の比率に影響が出るが、人気そのものの衰退理由にはならない。 それ以外については、観る側にとっての楽しみ度と、自分が参加する場合の楽しみ度によっても違いがあり、またメディアがどれだけの頻度で取り上げるのかも大きく影響してくるとは思う。 そう言えば、私自身も、すっかり野球中継を観なくなってしまった。先日まで行われていた選抜高校野球なども、国内旅行中に立ち寄ったサービスエリアでごく短時間中継を観ていた程度であった。すでに開幕しているプロ野球については、どの球団が勝ち進んでいるのか何も知らない。 もっとも、アメフトやバスケに比べると、野球のほうがまだまだ面白いスポーツであるとは思う。確かに、野球というのはそんなに点を取れる競技ではないが、例えば、9回の裏ツーアウト満塁というような場面のように、文脈によって盛り上がる場面がある。その場で逆転ホームランが出たり、逆に、スリーボールから立て続けに直球ストライクをとって押さえ込むというような展開は、長く語り継がれるエピソードとなる。得点がたくさんとれるスポーツというのは、その分、盛り上がりの焦点がぼけるようにも思える。 余談だが、いま、大学構内では、体育系サークルによる入部勧誘が活発に行われているが、こちらにも人気の差があるように見える。ラクロスには相当の新入生が集まっているように見えた。いっぽう、格闘技系のサークルの勧誘員は手持ち無沙汰な印象を受けた。 あくまで私個人の主観だが、国立大の部活動の場合、スポーツのプロをめざす学生はきわめて稀である。となると、できる限り怪我のリスクが少なく、また、勉学や資格取得のための時間を奪われないようなスポーツに人気が出てくるのはやむを得ないことかもしれない。 |