じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 各地で田植えが行われているが、時計台南東の芝地にも巨大水車が出現した。正体は、写真の一番下にあり。

2015年06月15日(月)


【思ったこと】
150615(月)たけしのニッポンのミカタ!(カレーの辛さ、相撲字、都バスの車内アナウンス)

 6月12日放送の、

たけしのニッポンのミカタ!基準を見ればニッポンがわかる!?6

を録画再生で視た。

 番組では、
  1. カレーの辛さ:なぜ「甘口」?カレーなる“辛さの基準”
  2. 相撲字:体は太いが名前は細い!?幅1ミリの“文字の基準”
  3. 都バスの車内アナウンス:1日58万人が聞く「気にならない」声の基準
という3つの話題が取り上げられた。

 1.については、ハウス食品の多様な商品の開発の歴史が興味深かった。国内人気カレー店で「何倍の辛さ」というのが、実はトウガラシパウダーを振る回数であったというのも面白い。心理学的に言えば、辛さの感覚の大きさもヴェーバー‐フェヒナーの法則、もしくはスティーヴンスのべき法則に従うものと予想されるが、あまりにも辛いと舌先がマヒしてしまい、いろいろな辛さ条件での比較ができなくなり、定量的測定が困難になるかもしれない。ま、通常は対数で近似できるので、もし「70倍の辛さ」が誇大であるという印象を与えるのであれば、「log70倍の辛さ」と表現すべきかもしれない。

 2.の相撲字は以前にも同じような内容の話題を聴いたことがあった。その気になれば、専用のフォントを縦長に変形するだけで打ち出せるとは思うが、やはり手書きにはそれなりの魅力がある。

 3.の車内アナウンスでは、
  1. 車内アナウンスは1人の女性の声だけで構成されている。
  2. 次のバス停の案内に加えて、広告の音声が必要なため、都バスだけで約1万のパターンがある。広告音声は次々と更新されるため、毎月1回程度の録音が必要。
  3. 音声は、自動で再生される。以前は、次のバス停が近づいた時に運転手が手動で操作していたが、現在は、バスのドアが閉まると再生装置に信号が送られ、さらにバスが動き出すとタイヤ1回転ごとに信号が送られ、事前に登録された距離を走ると自動的に再生される仕組みになっている。
  4. 単語(文節?)ごとに区切って録音し、これらを適宜つなぎ合わせてメッセージを自動再生しているため、つなげて聞いた際に違和感がない。
  5. 「常に一定の調子で読む」、「聞きやすいのに印象に残らない」、「一定に保つため前任者に合わせたしゃべり方をする」といった基準が設けられている。
といった点が大いに参考になった。

 これらのうち、3.の、運転手の手動ではなく、ドアの開閉とタイヤの回転で自動的に再生されているというのは初めて知った。高速道路の路側放送のように、バス停毎に異なる周波数で電波を発信したほうが確実であるような気もするが、あまりにもバス停が多いと混信してしまうのかもしれない。但し、工事中や事故などで車線変更をしたり、何らかの事情でドアを何度か開け閉めした場合、自動再生のタイミングがずれてしまう恐れもあるように思われる。都バスに乗る機会は殆どないが、チャンスがあれば一度チェックしてみたいと思う。

 もちろん岡山市内にもバスは走っているが、私は普段、徒歩、自転車、JR津山線、自家用車のみを交通手段としているため、バスに乗るのは1年に1回あるかないかに過ぎない。それゆえ、岡山市内のバスが都バスと同じ方式を採用しているのかどうかは確認困難。