じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 北福利施設(生協・マスカットユニオン)の入口に七夕飾りが設置されている。短冊にはいろいろと願い事が書かれているが、大部分は個人的な内容に限られているようだ。

2015年06月25日(木)


【思ったこと】
150625(木)最近拝聴したTED(3)

 昨日の続き。
  • Kelly McGonigal(2013).How to make stress your friend.
    いっけん「友人にストレスを与える方法」というタイトルに見えるが、「make A B」で「AをBにする方法」、つまり「ストレスを友だちにする方法」という意味になる。
    「ストレスは健康に悪い」と言われるが、ストレス自体悪いのではなく、それにどう向き合うかによって良くも悪くもなるという話。ストレスへの抵抗力を強めるとともに、ストレスをポジティブな向上に結びつけていく姿勢は大切だと思う。


  • Eric Whitacre (2011). A virtual choir 2,000 voices strong.
    一人一人の歌声を単に合成するというのではなく、指揮者の動画に合わせて参加者一人一人が別々に歌って動画として録画・配信し、これらをまとめてバーチャルな大合唱団を作るというスゴイ企画。皆が集まって合唱の練習をすることにもそれなりの意義があるが、今回のような企画であれば世界中の人が参加できるし、その気になればご先祖様との合唱もできる。可能性は無限に広がっていると言えよう。


  • Michael Norton (2011).How to buy happiness.
    タイトルは「幸せをお金で買う方法」というような意味であり、「お金で買えるわけが無い」と反発したくなってしまうが、実際は利己的な拝金主義ではなくて、「このお金を誰のためにどう使うか」が幸せになれるというような内容。その日の朝に5ドルまたは20ドルと「このお金を夕方5時までに自分のために使って下さい」 と書いてあるメモを渡された人は必ずしも幸福度は変わらないが、同じ金額とともに「このお金を夕方5時までに他の人のために使って下さい」というメモを渡された人は幸福度が増した、という実験が興味深い。他者について思い巡らしたり実際に交流の機会を作ることの重要性を説いたものと言えよう。もっとも、格差社会のもとでは、自分の生活だけで精一杯という人もいる。実験では、(中央アフリカを除いて)貧しい国でも同じ効果が見られたと言っているが、(「他の人のために」というように)使途を限定されてお金を受け取った場合と、使途自由という条件でお金を受け取った場合では条件は異なるはずだ。


不定期ながら次回に続く。