じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
11月6日(金)から、岡山大学祭が始まった。今年度は土曜日までの2日間で、日曜日は開催されない。もっとも、天気予報によれば、日曜日は雨の予報となっており、まことに運の良い日程であった。 |
【思ったこと】 151106(金)刑事コロンボ 平日の夕方にBS-TBSで放送している刑事コロンボを時々、録画再生で視ている。NHKのBSで放送された時にかなりの作品を視ていたと思っていたのだが、「野望の果て」、「意識の下の映像」、「第三の終章」、「愛情の計算」、「溶ける糸」、「白鳥の歌」、「権力の墓穴」、「自縛の紐」、「逆転の構図」などは、今回初めて視たか、もしくは、以前視た時の記憶がすっかり消えてしまっていたことに気づいた。 このドラマはアメリカでは1971年9月から本放送(日本では1972年から。単発版は1968年。)で全69作となっており、44年前以降の作品となっている。 ドラマを視ていると、ストーリーの展開自体は今でも斬新である反面、車、電話機、タイプライターなど、時代の流れを感じざるを得ないアイテムも少なくない。 電話機は当時はもっぱらダイヤル式。録音はテープレコーダーで、それを細工した犯罪もあった。また、当時は固定電話のみであったため、コロンボ自身もいろいろな場所で電話を借りて、その際に新事実に気づいたこともあった。 「自縛の紐」では当時の「大型計算機」から端末のタイプライターにデータを打ち出すシーンがあった。「自縛の紐」が日本で放送されたのは1975年12月27日であったというが、その時は私は大学院のMC1回生であり、大型計算機センターでFORTRANの勉強をしていた。当時はまだパソコンは存在せず、キーボードでコマンドを打ち込んで操作。結果はディスプレイではなくてプリンターに打ち出されていたことを思い出した。 「逆転の構図」では旧式のポラロイドカメラが犯罪に使われていた。ネガの裏表を間違えて左右が逆に焼き付けられるなど、デジカメ世代には分かりにくいトリックが使われていた。もっとも、ポラロイドカメラ(インスタントカメラ)はネガを使わず、直接自己現像ができる仕組みになっていたはず。【冒頭の殺害シーンで、最後に撮った写真は未現像のままカメラに残してあったので、犯人しかそのことを知らなかったはずだ、という推理であれば証拠づけられるだろうが。】 禁煙化推進の立場から言えば、所構わず火のついた葉巻を持ち込むコロンボほど悪質な喫煙者はおるまい。もっとも、これも44年前であれば黙認されていた悪習であり、いまの時代、建物内全面禁煙や路上禁煙がはるかに徹底しており、上記のハイテクの進歩以上の大きな変化があったと言えるかもしれない。 刑事コロンボに関してはこちらに全作品についての解説があり、私もドラマを視たあとで必ず拝読させていただいている。人気作品ランキングや傑作選、名作選などのリストに記された評価ついては、私もほぼ同感。 個人的に印象に残っている作品としては断たれた音を挙げておきたい。推理の見事さもそうだが、犯人役のローレンス・ハーヴェイの迫真の演技が光っている。これは、彼が胃癌で亡くなる前の最後の作品の1つであり、リンク先には 死の一年前、『刑事コロンボ』第16話「断たれた音」で犯人を演じコロンボ警部と対決した。撮影中はすでに胃癌の病状の悪化が進んでいたため、被害者とレストランで会食するシーンでは料理を注文せず水すら口にしていない(演出ではなく体調で手がつけられない状況だったため。ただし冒頭で酒を飲むシーンはある)。『夜を見つめて』とほぼ同時並行で撮影されたこの作品は、ハーヴェイの遺作となってしまった。と記されている。 コロンボに関する各種雑ネタはウィキペディアに詳しく紹介されている。また、今回のBS-TBSでは、放送時間が73分の回の時には、放送枠の残り時間に、ゲストスター、声優、愛用アイテムなどについてのスペシャル版が放送されていた。以下、興味深い点をいくつか挙げておく。
また、ピーターフォーク自身についての雑ネタとしては、
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