じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
こちらの情報にある通り、火星は4月中旬ごろまでは天球上を西から東へと順行、その後6月末まで東から西へと逆行。7月以降は再び順行に移り、8月24日ごろにアンタレスと見かけ上の最接近が起こるという。写真は8月12日と8月22日の火星、土星、アンタレスの位置関係。火星が大きく動き、8月12日の正三角形から、土星とアンタレスを長辺とする鈍角三角形となっている。 |
【思ったこと】 160822(月)トールネケ『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』(95)アナロジー、メタファー、そして自己の体験(31)「般化オペラント」についての復習(14)「関係づける」の意味(7) 8月18日の続き。 Hayes, S. C., Barnes-Holmes, D., & Roche, B. (Eds.). (2001). Relational Frame Theory: A Post-Skinnerian account of human language and cognition. New York: Plenum Press の28頁には、関係フレーム理論に対する(2000年の時点での)批判について言及されている。それは、どういう経験が般化関係反応に関与しているのかが特定されていないという点にある。これに関連する文献としては、 Home, P. J.. and Lowe, C. F. (1996). On the origins of naming and other symbolic behavior. Journal of the Experimental Analysis of Behavior, 65, 185-241. が例示されているがここでは深入りしない。 上記は関係フレーム理論の弱点であるが、理論的な欠点というよりは経験科学としての問題であるとされている。すでに、この理論を支持する多数の実験的証拠が得られているが、それで十分とは考えていないと述べられている。これを生み出すどういう反応リパートリーが必要なのか? エコーイング(繰り返し)が必要なのか、対称性あるいは非対称性の両方が適切な反応として抽象化されることが必要であるのかといった点について推測することができるが、データが得られていない段階での予見的解釈や推測は控えたほうがよいとも言える。 このことに関する更なる議論として、以下の文献が挙げられている。
次回に続く。 |