じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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農学部農場の梅の花。早咲きの白梅と紅梅が花を開いている。ここにある梅は品種保存と実の採種を目的としているため、枝垂梅などの観賞用は栽培されていない。 |
【思ったこと】 170122(日)最近の喫煙事情(2)「分煙」という妥協はあり得ない 1月20日の続き。 各種報道によれば、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止の規制強化案が話題になっている。不特定多数の人が出入りする施設を中心に喫煙を規制する考えで、具体的には、飲食店やホテル、事務所などの施設や、駅や空港などは、原則として建物内は禁煙。壁などで完全に仕切られた喫煙室などのスペースに限って喫煙を認める。また、スタジアムなどの運動施設や官公庁、社会福祉施設は建物内を完全に禁煙にするほか、病院などの医療施設や学校は建物内だけでなく敷地内をすべて禁煙にする。違反した場合には、施設の管理者などに罰金を科す方向で検討しているという。 この提案に対して、一部の飲食業界が反発、また与党内部でも業界系の議員などから慎重論が出されていると聞く。 反対論者といちいち議論するつもりは全く無いが、その1つである「分煙推進論」は断じて容認できない。ここでいう分煙は、レストランの内部を禁煙席と喫煙席に分けて受動喫煙を防ぐという対応策のことを指すものである。確かに、2つのエリアを完全に分離し、換気を徹底すれば、お客の受動喫煙は防ぐことはできるが、従業員は応対、料理の提供、後始末などのさいに、喫煙席で有害なタバコの煙に晒されることになる。 今でも多くのレストランで、喫煙席と禁煙席という分離が行われているが、従業員が被る受動喫煙被害について、経営者を訴える動きがもっとあってよいと思う。もしその結果、「喫煙席でも働けること」という条件をつけて採用するような企業が出てきたらそれこそ就職差別で訴えるべきである。同じことは、喫煙室での清掃作業についても言える。 ちなみに、私自身は、全面禁煙の対策がとられていないレストランは原則として一切利用しないことにしている。どんなにお腹が空いていても「喫煙席しかない」と言われた時にはさっさと店を出る。稀に間違えて分煙レストランに入ってしまった場合は、その店を二度と利用することはない。 |