じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 時計台前の紅白の梅が何とか咲き揃った。白梅のほうは花つきが悪い。この日記でも何度か記しているように、このエリアには来年度中に新しい施設が建つ計画があり、これらの梅の花がペアで見られるのは今季が最後となる。

2017年2月14日(火)




【思ったこと】170214(火)オドノヒュー&ファーガソン『スキナーの心理学』(1)

 年度末締め切りの依頼原稿執筆のための参考文献として、

オドノヒュー・ファーガソン(著)佐久間徹(監訳)(2005).『スキナーの心理学 応用行動分析学(ABA)の誕生』 二瓶社.

を読み返している。歳を取ったため最近は本を読んでもちっとも記憶に残らないため、ここで要点や感想をメモしておくことにしたい。

 まずこの本のタイトルであるが、原書は、

O'Donohue, W., & Ferguson, K.E. (2001).The psychology of B.F. Skinner. Sage Publications.

となっていて、訳本の「応用行動分析学(ABA)の誕生」はタイトルには含まれていない。日本の出版社が販売戦略上付け加えたものと思われる。

 本はバルガス先生の推薦文(Foreword)続いて、以下のような目次構成となっている。
  1. はじめに
  2. B.F・スキナーという人
  3. スキナーの背景
  4. 行動科学の哲学一一徹底的行動主義
  5. オペラント条件づけと実験行動分析
  6. 認知について
  7. 言語行動
  8. 応用行動分析
  9. 自己管理
  10. 行動科学による理想社会の建設
  11. 行動分析への批判
  12. 行動分析の貢献
  13. スキナーの業績(原著のコピー)
 最後の「スキナーの業績」には、スキナーの(おそらく)すべての論文、著書のリストがあり、スキナーの業績を引用する際にも大いに参考になる。

次回に続く。