じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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一般教育棟C棟南にある南極・蜂の巣岩。この時期、西南西からの夕日を浴びる時間帯がある。 |
【思ったこと】170311(土)オドノヒュー&ファーガソン『スキナーの心理学』(23)第4章 徹底的行動主義(5) 3月10日の続き。 第4章では続いて、「すべての行動は環境によって決定されている」と題して、自由意志と環境についてのスキナーの考えが紹介されている。【長谷川による要約・改変】
この節の終わりのほうでは、オペラント行動は受け身的な反射ではないが、だからといって、環境から独立した自由意志で自発されるというわけでもない点が指摘されている。環境に働きかけ、環境を変えるという意味においては目的を持つとも言えるが、環境から独立しているわけではない。 なお、自由意志に関するスキナーの見解は、 Skinner, B.F. (1971). Beyond freedom and dignity. New York: Knopf. で詳しく論じられている。翻訳も2冊出ているが、随伴性の基本概念を理解した上でないと読みづらいかもしれない。 次回に続く。 |