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毎年6月上旬に出現する「水田のパラレルワールド」。農学部農場の田んぼに映った建物が異次元世界が出現しているように見えていること。岡大のレアな風景/珍風景の1つに加えている。いずれも写真の上下を逆さにしている。
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【小さな話題】 詰め将棋37手詰めの妙味 毎週日曜日に放送しているNHK「将棋フォーカス」で、「第15回詰将棋解答選手権チャンピオン戦」の10問目(最終問題、相馬慎一作)が解説されていた。 この問題はネット上でも各所で公開されているが【例えばこちら】、単に手数が多くて複雑というだけでなく、興味深いポイントがいくつかあった。 なかでも面白いところは、玉方の12手目で2八の角を3七に動かす際に、角成ではなく角不成とする点である。詰め将棋には「玉方は、最長手順になるように逃げなければならない。」というルールがあり、常識的には、角成としたほうが守りが堅いので最善手であるように思えるが、終盤ではこの不成が最長手順になるために生きてくるのであった。 この最終問題を時間内に正解できたのは、藤井聡太・七段(チャンピオン戦当時は四段)のほか2人だけであったという。 詰め将棋は私もこちらの中の「脳トレパズル」にある問題を毎日1題ずつ解いているが、こちらはせいぜい七手詰めまでとなっていて、この私でも瞬時に解が浮かぶことがあるほどの初心者レベルとなっている。しかし37手詰めともなると、かりんさんも番組で言っておられたが、一生かかっても解けそうにはない。 もっとも、詰め将棋には独自のコツがあり、出題意図を見抜けば正解がパッと浮かぶことがある。
いずれにせよ、詰め上がりの形さえイメージできれば、それに到達する前にどういうふうに駒を移動させるかという問題になるので、手数が長くてもあまり苦にならないはず。(←と、口で言うのは優しいが、実際にはそう簡単に解けるものではない。) |