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【小さな話題】 鉄道網寸断の時は、まずは歩く 今回の大阪の地震では、JRのほか、地下鉄、私鉄各線、モノレールなどが全線ストップし、利用者に大きな影響を与えたという。 TVのニュースでは新大阪駅前でタクシーや路線バスを待つ長蛇の列ができているという映像も流れていたが、もし私がこういう状況に遭遇した時は、まずは、徒歩で目的地に向かうことを考えたい。 最近は地図アプリで、出発地と目的地を指定し、移動手段として徒歩を選択すれば最短ルートが検索できるようになっている。例えば、
これは東京都心でも言えることだ。東京では地下鉄による移動が一般的であるが、地下鉄は建設時の制約や既存路線との競合などから、必ずしも最短距離でレールを敷いているわけではない。地下鉄の駅数では遠いように見えても、歩くと意外に近いところもある。 鉄道が全面運休した時の移動手段としては、「路線バス乗り継ぎの旅」も考えられる。リンク先の番組でも何度か、大阪市内を通過するルートが紹介されていた。コミュニティバスの利用や、(鉄道の駅の間ではなく)大病院やバス営業所を結ぶバスを利用して、必要に応じて歩くという手段もある。もっとも、地震のような緊急事態のもとでは、時刻表通りには運行できていない可能性もあり、オール徒歩に比べると当てにならない。 |