じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 6月18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、最大で震度6弱の揺れを観測した。この地震で4人の方がなくなられているが、うち2人はブロック塀倒壊が原因であるという。
 夕食後の散歩時、改めて注目してみると、散歩コース各所に古いブロック塀があることが分かった。岡山では強い地震は起こりにくいとされているが、万が一揺れを感じた時はまずは建物や塀から遠ざかることが安全かと思う。もっとも写真のように、両側がブロック塀で仕切られた狭い路地もあり、揺れの瞬間に走り抜けるのは困難という場所もある。
 いずれにせよ、子どもの通学路に指定されている道路については、点検作業を早急に行う必要があると思う。

2018年6月18日(月)


【小さな話題】

鉄道網寸断の時は、まずは歩く

 今回の大阪の地震では、JRのほか、地下鉄、私鉄各線、モノレールなどが全線ストップし、利用者に大きな影響を与えたという。

 TVのニュースでは新大阪駅前でタクシーや路線バスを待つ長蛇の列ができているという映像も流れていたが、もし私がこういう状況に遭遇した時は、まずは、徒歩で目的地に向かうことを考えたい。

 最近は地図アプリで、出発地と目的地を指定し、移動手段として徒歩を選択すれば最短ルートが検索できるようになっている。例えば、
  • 新大阪駅→大阪駅:徒歩で52分
  • 新大阪駅→伊丹空港:徒歩で2時間7分
  • 梅田→なんば:徒歩で59分
などとなっている。地震による道路や建物の崩壊状況、荷物、時間帯、天候などにもよるが、安全が確保されるのであれば、行列に並んだり駅構内で座り込むよりは、さっさと歩いたほうが早いようにも思う。

 これは東京都心でも言えることだ。東京では地下鉄による移動が一般的であるが、地下鉄は建設時の制約や既存路線との競合などから、必ずしも最短距離でレールを敷いているわけではない。地下鉄の駅数では遠いように見えても、歩くと意外に近いところもある。

 鉄道が全面運休した時の移動手段としては、「路線バス乗り継ぎの旅」も考えられる。リンク先の番組でも何度か、大阪市内を通過するルートが紹介されていた。コミュニティバスの利用や、(鉄道の駅の間ではなく)大病院やバス営業所を結ぶバスを利用して、必要に応じて歩くという手段もある。もっとも、地震のような緊急事態のもとでは、時刻表通りには運行できていない可能性もあり、オール徒歩に比べると当てにならない。